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玲央は、千空やゲン、クロムたちと共に遺跡の奥へと向かっていた。
石化を解かれて、正式に科学王国の一員となった玲央にとって、これは初めての任務だった。
千空:「さて、ここからが本番だな。目的地は、この先の遺跡だ。」
クロム:「古代の技術が残ってるかもしれねぇって話だろ? ワクワクすんな!」
ゲン:「でもぉ、千空ちゃんが言うには ”ちょっとしたトラップ” があるんでしょ?」
龍水:「フフン、ならば俺の直感で突破して――」
その瞬間。
ーーグラッ…
地面がわずかに沈み、何かが作動する音が響いた。
次の瞬間、足元が揺れ始める。
銀狼:「うわっ!? こ、これヤバくないか!?」
遺跡への道には、足場を狂わせる仕掛けがあったのだ。
千空:「なるほどな。これは一定の周期で揺れるタイプか。」
クロム:「ってことは、タイミングさえ合えば問題ねぇ……けど、バラバラに動いたらダメだろ?」
ゲン:「いやぁ、普通なら詰むねぇ。でも――」
その時、玲央が前に出た。
玲央:「任せろ。リズムに合わせて動けば、落ちねぇからな!」
玲央は足元の揺れを見極め、
軽く指を鳴らすと、一定のテンポを刻み始めた。
🎶 「ドン! ドン! ステップ! ドン! ドン! ステップ!」 🎶
揺れる足場に合わせ、玲央がリズムを取る。
そのリズムに乗るように、仲間たちは一歩ずつ足を進めた。
クロム:「おおっ! すげぇ、リズムに乗ると安定する!」
金狼:「くっ……こんな方法があるとは……!」
龍水:「フフン、まさか”音”が俺たちの道を切り開くとはな!」
遺跡の足場がどんなに揺れようと、玲央のリズムが仲間の動きを一定に保つ。
その結果、誰一人落ちることなく、全員が無事に通り抜けた。
千空:「なるほどな。リズムに体を預けることで、バランスを自動補正してるってわけか。」
玲央:「へへっ、ノってきたねぇ!」
足場のトラップを抜けた先には、古代文明の痕跡があった。
千空が壁に刻まれた模様をじっと見つめる。
千空:「こいつは……すげぇな。科学のヒントになりそうだ。」
ゲン:「おぉ、さすが千空ちゃん! 玲央ちゃんのおかげでたどり着けたねぇ。」
龍水:「フフン、”リズムと化学の融合”。面白いじゃないか!」
千空たちは、新たな発見を前にして笑う。
玲央もその輪の中で微笑んだ。
ーー彼女の”音”が、科学王国の未来を導く。
⟡.·こうして、玲央は科学王国の仲間として正式に認められた!
次なるミッションでも、玲央の”リズム”が仲間たちを救うかもしれない――!