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💚「佐久間、愛してるよ」
🩷「俺も」
阿部ちゃんの腕の中で大人しくしている間も、俺は翔太のことが気になって仕方がなかった。
あの日から、 翔太が俺の連絡を無視するようになった。
そして、やがてメッセージが一つだけ送られてきた。
💙『もう疲れた。言いたければ、阿部ちゃんに言ってもいい』
やりすぎたと反省するとともに、俺は頭にも来ていた。翔太は、俺の阿部ちゃんを汚した。その罪はすべて翔太にある。
それなのに、なんでこんなに自分の胸がざわつくのかわからなかった。
💚「佐久間?」
🩷「あ。ごめんね?」
阿部ちゃんと交わすキスも、以前より色褪せて感じる。
前はもっと胸がどきどきして、ふわっと幸福な感じに包まれたのに。
💚「佐久間、疲れてるの?」
🩷「うん。そうみたい」
阿部ちゃんは心配そうに俺を抱きしめ、いたわり、その日は何もしないで夜が明けた。