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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「ん…」

私は重い瞼を持ち上げる。いつの間にか寝ていたようだ。あんな真剣な事を考えながら。

__ん?

あれ?私は昨日の記憶を探る。でも見つからないのだ。何か大事な事を……私、昨日何をそんなに考えてたんだっけ?うーん、でもそんなにすぐ忘れるぐらいなら別に大事な事じゃなかったんだろうな。でも…なんだろうか、この引っかかる感じは…。そう思いながらも私はベッドから降りて動きやすい私服へと着替える。私の服は貴族令嬢ぽくない動きやすい普通の服だ。多分、この服で貴族町を歩いたら軽く眉間に皺を寄せられるか寄せられないか微妙なライン。でもアウトではないし、男爵ぐらいでもこんな服を着ていたりするそうだから大丈夫だよね。あ、因みに貴族町と言うのは貴族しか買えないようなお高いアクセサリーとかそんなんを売ってるちっさいけど豪華な町。私は見たこと無いけど苦手な類だろうなぁ。

「娘様おはようございまス。」

そうこうしてる間にロアが入ってきた。私はロアの元に行き、「おはよう。」と返答し、お母さんの部屋へと向かう。ここまでは良かった。いつものルーティーンでお母さんの部屋に行くまでは。

「娘さマ。」

「なあに?」

私はロアの顔を見る。

「ロマに聞いたのですガ、娘様のお父様が気になるとカ。それはやめておいた方がよろしいかト。娘様は主様だけを考えていたら良いのでス。娘様を分かってくれるのは私達だけでス。」

は?

悪気は無かったんだろう。ロアもロアなりに気づかってくれたんだと思う。でも、だ。私は人から勝手に自分の感情を決めつけられたり、私の心の中も読めないのに今のように分かってくれる、私達だけ、と言う決めつけの言葉は、嫌いだ!

「…勝手に決めつけないで。私を分かってくれる人は居るもん。」

そう、前世の兄や姉に母、父、そして、私に似て無表情で無口な妹。今世は確かにロア達だけかも知れない。でも、私の事も知らないくせに!今まで抑えていた感情が溢れ出す。その名は急激なホームシックと行き場の無い怒り。

「?どこの誰でしょうカ?紹介して下さイ。」

「……居る。」

「だかラ、教えて下さイ。」

「だから!居るの!」

居るって言ってるのに!しつこい!分かってる!分かってるよ!?何でこんな幼稚な事で怒鳴ってるんだろう、私って、思ってるよ!?でも!それでも!絶対許さない!

「だったら教えて下さイ。居るんですよネ?それとも嘘なのですカ?」

「私の事なんにも知らないくせに知ってるような口聞かないで!」

「ならバ、教えて下さいと言っているでしょウ!」

もう怒った!最初は決めつけの言葉とかそんなんだったけど、もう知らない!ほっんと、ロアはだめ!私がいくら大人でも許さん!私達は無言のままにらみ合う。前にもロアとかロナと喧嘩することはあった。でも、ここまで声を上げるほどの事はなかった。

「ううー!」

「ぐグー!」

またもや唸り声を上げながら二人共無言。痺れを切らしたロアが口を開く。

「そうですカ。ならバ、私達の元へ連れてきてくださイ。それなラ、認めますヨ。」

フフンと鼻を鳴らしロアが私を見下ろしながら言う。…ふふふ。受けて立とう!


なーんて、言ってた時もありました。あの後ロマとロナが介入してきて結論から言うと二人から私とロアはバリ糞怒られた。大の大人が何してるんだ、娘様もそんな挑発に乗らない、て。その後ロアに頭下げて謝ることになったんだけど、まあ、ね。ロアも一緒に私に頭下げてごめんちゃいしましたよ。その時のロアの顔って言ったら、思い出すだけで顔がニヤけそう!←まだ根に持ってる。

「グフフ……フフフフフ!」

笑いが!笑いが止まらないぜ!っと、でもそろそろ落ち着かないと。今私は自分のノートに前世の重要な記憶や役に立ちそうな事、この世界の常識や貴族の名前、地名などを書き込んでいる。私だって、この2年間何もしてこなかったわけではない。何をしていたかと言うと座学&礼儀作法。お母さんから学んだ知識も、あったけどそれじゃ足りんからね。これでも前世では成績は良かったんだからね!理数系だけが!え?文学はって?知らんな!ま、まあ、ね?点数がうわっ、悪!って、ほどじゃなかったから。50点以上はいってたし?………いや、たまに下回ってたかも……しれない?ほら、何?人には向き不向きがあるって言うじゃん。ちょっと!そんな目で私を見ないで!いーやー!


__開章、シャルレラ?

最近ボーッとする時間が増えている。そのたびにお母様やお父様、お兄様に心配される。でもね、私そんなんじゃないの。何だか変なの。おかしいの。最近誰かに見られているようで。いや、違う。まるで

__私を誰かを鑑賞してる?

「ひっ!?」

私はベッドから飛び降り耳を塞ぐ。痛い!何が、おきて……る………の…?そして私は眠りについた。そして、起きると……起きると……あれ?

「私、何してたんだっけ?」


ども、ソノです。何だろう、今回詰め込みすぎたかも。ただ早くあの段階まで行きたいがためについ…でも、シャルレラちゃんのお話書けたし。まあ、短かったけども。それでも、ね?皆違和感があるよね?ユフェルナちゃんといい、シャルレラちゃんといい。ね?あー、でもなー、このままじゃ、主要メンバー揃うまでどれほどかかるんだか。てか、この物語長くない?やばいぞ、マジでやばいぞ。こうなったらいっそ、第二期とかで分けるか?てことででは、アディオス!

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