なんとか一日を終え寮室に帰ろうとした時、教室にはレインさんと私だけが居た
自然と…呼び出されたでも無く、ただみんなが普通に行動しこうなった
ユキ)えっと…これくらいか
レインさんは黙々と机に向かって仕事であろう書類を片付けてい
ユキ)……(でも私怒ってるし!偽物の性格のオーター様を本物みたいに言って…)
カバンを持って教室から出ようとしたらいきなり手を捕まれ壁に押し付けられた
ユキ)!?
レイン)やっと捕まえたぞ
ユキ)んなっ…
レイン)悪いな、何がなんでもお前のあの発言が気になってな
ユキ)なんですか…殺すと言った事ですか
レイン)違ぇ、偽物のオーターさんを本物と言った時なぜお前はあそこまで怒った
ユキ)…なんだ、ごく当たり前じゃ無いですか
腕を振り払おうとしたらさらに強く抑えられレインさんは顔を近づけて来た
ユキ)ッ…一体なんなんですか…何が目的なんですか
レイン)さぁな?お前が気にする事じゃねぇよ
ユキ)ちょッ…離して!
レイン)悪いな、人払いと防音結界を張らせてもらった
ユキ)な、なぜこんな事をするのですか!私に一体何をさせたいんですか!
レイン)お前が気にする必要は無いだろ?
ユキ)嫌な予感するから暴れるんじゃないですか!
幾ら暴れても細身の私は多少の筋肉が着いているレインさんを振りほどけず自切でもして逃げようかと思ったが手頃な刃物は無く…
レイン)ユキ
ユキ)その名を呼ぶな!お前に呼ばれると虫唾が走る、私の名を呼んでいいのはお前以外だ!名をくれたオーター様を穢すな!
レイン)ユキ、お前が欲しくなった、俺の所に来い
ユキ)い、や、だ!
レイン)そうか…ならば、今ここでお前の初を頂こうか
ユキ)ちょ…やめッ
??)「ユキ」
私は名前を呼ばれ無意識に名を呼んだ者の側へ向かった
レイン)チッ
ユキ)オーターしゃまぁ!!
私の名を呼んだのはオーター様だった
オーター様は私を抱き締め沢山頭を撫でてくれた
オーター様は「よく頑張った」と言って沢山褒めてくれた
赤くなった腕を撫で「痛くなかったか?」と聞いてくれた
嬉しくて…嬉しくて…たまらなく嬉しくて沢山「はい」と返事をして「怖かった」を沢山言った
怖いを沢山聞いたオーター様は怒ってレインを魔法で吹き飛ばした
ユキ)グスッ…グスッ…
オーター)もう大丈夫だ、俺が来たからな
ユキ)はいぃ…グスッ…
レイン)ッ…オーターさん、そいつの言ってることは本当なのか
オーター)確かにこいつは俺が買った、育てた…ここまでな何でか?俺がそうするべきだと思ったからだ、愛おしく思ったからだ
オーター様が完全にレインさんを殺そうとしているのが雰囲気で伝わり「ま、待ってください!」とストップを掛けた
オーター)ユキ…何故止める
ユキ)わ、私が喧嘩売っちゃってこうなったんです!オーター様とレインさんの喧嘩ではありません!
オーター)だが…
ユキ)お、お願いします…オーター様は仲裁役として居てください…ね?
オーター)…わかった
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