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#リゼロ
すず
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第47話『黒牙の怪力』
北西平原。
数万の兵士たちが戦う中。
戦場の中心だけが静まり返っていた。
なおきり。
そして。
黒牙将軍。
両軍の兵士たちが見守る。
「将軍…。」
「勝ってくれ…!」
虹国兵たちが祈る。
対する黒龍軍は笑っていた。
「黒牙将軍の勝ちだ。」
「相手にならん。」
なおきりが槍を構える。
黒牙将軍は巨大な斧を肩へ担ぐ。
体格差は圧倒的。
黒牙将軍は二メートルを超える巨体。
なおきりの倍近い腕の太さ。
だが。
なおきりは一歩も退かない。
「行くで。」
次の瞬間。
ドン!!
なおきりが先に動いた。
槍が一直線に伸びる。
鋭い突き。
しかし。
黒牙将軍は動かない。
ガキィィィン!!
片手で斧を振り。
槍を弾き飛ばした。
「なっ!?」
なおきりが目を見開く。
重い。
今まで感じたことのない力。
黒牙将軍が笑う。
「速い。」
「だが軽い。」
次の瞬間。
斧が振り下ろされる。
ゴォォォォ!!
なおきりが横へ飛ぶ。
ドォォォォン!!
地面が砕ける。
衝撃で周囲の兵士たちまで吹き飛ぶ。
じゃぱぱが顔をしかめた。
「なんやあれ…。」
シヴァも驚く。
「怪物か。」
なおきりは立ち上がる。
汗が流れる。
まともに受けたら終わる。
だが。
黒牙将軍にも弱点はある。
動きが重い。
速度なら勝てる。
なおきりは地面を蹴った。
シュッ!!
高速で回り込む。
そして背後から突く。
ガッ!!
槍が肩を掠める。
黒牙将軍の鎧が割れる。
初めて傷が入った。
虹国軍が歓声を上げる。
「やった!」
しかし。
黒牙将軍は笑っていた。
「いいな。」
「ようやく楽しめそうだ。」
その目が変わる。
今まで遊んでいた。
だが。
今から本気だった。
黒牙将軍は斧を地面へ突き立てる。
ズドォォォン!!
そして。
背中に背負っていたもう一本の武器を取り出した。
巨大な黒槍。
なおきりの顔色が変わる。
「二刀流…?」
黒牙将軍が笑う。
「違う。」
「本番だ。」
斧と槍。
二つの巨大武器を構える。
その威圧感は先ほどの比ではない。
一方。
戦場後方。
王都から新たな伝令が到着する。
じゃぱぱが報告書を受け取る。
そして。
表情が凍りついた。
「嘘やろ…。」
シヴァが覗き込む。
そこには。
『東部防衛線壊滅』
『黒龍四天王の一人出現』
『王都へ向け進軍開始』
と書かれていた。
つまり。
黒牙将軍は四天王の一人に過ぎない。
同格が。
あと三人いる。
そしてそのうちの一人が、既に別戦線を突破していた…。
虹国にさらなる絶望が迫ろうとしていた。
コメント
1件
いやあ第47話、めっちゃ熱かった!!🔥🔥 なおきりVS黒牙将軍の一騎打ち、体格差えぐすぎて「無理じゃね…?」って思ったけど、なおきりのスピード活かした戦い方めっちゃかっこよかった!!😭💕 でもまさかの二刀流で「本番だ」とか言われた時は「うそん…!」ってなったし、最後の伝令で四天王あと3人いてもう一人が別戦線突破してるとか絶望しかないんだけど…!!!😱 続き早く読みたい…!🍙先生執筆応援してます!!✊🎀