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「のあさん!」
玄関につくと、そこには倒れているのあさんと、3人の黒ずくめの男がいた
ヤバい あんなのに飛び込んで行ったら返り討ちにされる
目の前で、仲間が倒れているのに
助けられない……今まで感じたことのないほどの苦痛を味わった気がする
「ほう…随分と威勢がいいじゃないか
そのまま突っ込んで来ると思ったが、ちゃんと考えているんだな」
「っ…俺を馬鹿にするな!」
「………」
「それにお前……のあさん撃って__死…」
「……違う 睡眠銃というもので撃ったから死んではない」
!!!
よかった……
死んではないんだ
でも__なんでこんなこと……
「じゃぱぱ!」
みんなの声?!
ヤバい、今来たらみんな……
バンバンッ!
銃声が聞こえて、煙が出てきた
睡眠薬?!
俺は咄嗟に手で口をふさいだ
煙がなくなると、そこには倒れているみんながいた
倒れているというか、寝ていると言ったほうが正しいかもしれない
やっぱりあれは睡眠薬だったんだ……!
「クソッ! なんでこんなことするんだよ?!」
「それは、ゲームをするためだ」
そう男が言った瞬間、怒りが込み上げてきた
「ゲーム……? そんなことで__!」
トン
背中に何かが当たった
それはすぐに銃だとわかった
でも睡眠銃__
「これは本物の銃だ」
!!!
本当か?
いや、睡眠銃だとしても、危険なことに変わりはない
「手を上げてそのまま外の車に乗れ」
命令口調
それに従わなければどうなるのか…
「待て、他のみんなは?」
「他はあの2人が車に運ぶ」
男が他の2人を指差した
「ほら、歩け」
銃の先で俺の背中をつついた
銃は、ちょうど撃ったら俺の心臓を貫通するところにある
「こんなことして、どこに連れていくんだよ?」
「ゲーム会場だ」
それだけ言って、男は黙ってしまった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
運転席には、もう1人、男がいた
車の中でも銃が向けられているから油断できない
手錠もつけられたし 最悪だ……
ていうか他のみんなはもう1台の車に乗せられた
地味に車ベンツだしさ……
これからどんなゲーム会場に連れていかれるんだろう?
連れていかれる間、車の中でもみんなと一緒にいたかったな……