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小恋路
96
ライ麦茶
46
クラゲ
49
1. 世界の構造
この世界は、昼と夜がゆるやかに交わる「境界線」を持つ。
港町や森、丘など、場所によって昼夜の流れが異なり、同じ時刻でも空の色が違う場合がある。
特に「扉の丘」は昼と夜が同時に存在する唯一の場所であり、特別な役割を担う。
名前の概念
名前は単なる呼び名ではなく、その人の「存在証明」であり、魂の核に近いもの。
名前を失うと、自分が何者か分からなくなり、記憶や感情も断片的になる。
名前を預け合う契約は、深い絆や約束の証。相手がその名を呼ぶことで、忘れても取り戻せる。
鍵と扉
扉は記憶と存在を繋ぐ「境界」。
扉を開くには、二つの半分の鍵が必要。
鍵は猫(ソラスとルナ)が持っていて、それぞれ昼と夜の世界を渡って運ぶ。
扉を開くことで、失われた名前や記憶を呼び戻すことができる。
猫(ソラスとルナ)の役目
ソラス(昼猫)とルナ(夜猫)は、扉の守人であるエルデから使命を受けた使者。
二人(カイとリシア)をそれぞれ導き、鍵を持たせる役割を持つ。
昼と夜は交わらないため、猫同士は旅の途中で会うことはない。
扉の前でのみ、昼夜が交わり、猫たちも再会する。
エルデの役目
扉の丘を管理する「語り部」にして「守人」。
名前を失った者を導き、必要な時だけ姿を現す。
扉を開く資格を持つ者は、必ず二つの鍵を揃えた状態で丘に辿り着く。
彼自身も、かつて名前を失い取り戻した経験がある(これは読者に暗示される程度)。
登場人物プロフィール
カイ
年齢:17歳
性別:男
種族・属性:人間(昼の世界)
職業・役割:港町の船修理工の見習い
外見
髪:短めの焦げ茶
瞳:海のような青
服装:簡素な作業服+工具袋
体型:引き締まった体
性格
責任感が強く、物事を途中で投げ出さない
少しぶっきらぼうだが、情が深い
記憶を失っても、少女への守りたい感情だけは残っていた
背景
幼い頃、嵐の夜にリシアと出会い、名前を預け合う契約を交わす
その直後、事故で彼女と離れ離れになり、自分の名前を失う
ソラスに導かれ、鍵を持ち扉を目指す旅に出る
リシア
年齢:16歳
性別:女
種族・属性:人間(夜の世界)
職業・役割:廃駅に住み着く記憶探しの少女
外見
髪:長い銀色
瞳:月光を宿す灰色
服装:古びた白いワンピース+黒い外套
体型:細身で華奢
性格
優しいが、必要な時は強くなれる芯を持つ
他人の心の機微に敏感
記憶を失っても、少年の姿だけは夢に見る
背景
幼い頃、昼の世界で迷子になり、カイと出会う
名前を預けた直後、夜の世界へ引き戻される
ルナに導かれ、鍵を持ち扉を目指す旅に出る
ソラス(Solas)
年齢:不明(外見は成猫)
性別:オス
種族/属性:猫(昼の導き手)
外見特徴:短毛で薄いクリーム色の毛並み、琥珀色の瞳、しっぽの先が白。日差しを浴びた毛は金色に輝く。
性格:人懐こく陽気、しかし大事なことは口を閉ざす。必要な時だけ少年を導く。
価値観/行動原理:主の“記憶の欠片”を探し集めることが使命。
背景:昼の世界に属し、港町とその周辺を自由に歩く。かつて別の“契約者”と旅をしていたが、その記憶は霧の中。
ルナ(Luna)
年齢:不明(外見は成猫)
性別:メス
種族/属性:猫(夜の導き手)
外見特徴:漆黒の毛並み、紫がかった青い瞳、長くしなやかな尻尾。月光を受けると輪郭が銀色に浮かび上がる。
性格:寡黙で警戒心が強いが、一度心を許した相手には寄り添う。
価値観/行動原理:主の“名前”を守り抜くことが使命。
背景:夜の世界を歩き、廃駅や森の奥に姿を現す。遥か昔に失った“相棒”のことを覚えているが、それが誰なのかは語らない。
エルデ
年齢:不詳(外見は20代後半)
性別:男
種族・属性:人間(境界の守人)
職業・役割:扉の丘の管理者、語り部
外見
髪:黒と白が混じる長髪
瞳:金色
服装:灰色の外套+竪琴
体型:長身で痩せ型
性格
冷静で柔らかな物腰
相手の選択を尊重し、口を出しすぎない
自分の過去については多くを語らない
背景
昔、名前を失った経験があり、扉の丘でそれを取り戻した
以後、語り部として新たな来訪者を導く役を担う
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