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ウマ)んっ……どこ……


目を覚ましたのは見知った病室ではなく沢山の機械音が鳴り響く薄暗い部屋だった。


ウマ)…ナースコール押さないと


ボタンに手を伸ばそうとしたが手は届かなかった


全身に力が入らなくてどうすることもできなかった。


声を出そうにも声帯が振るわない


口を開く気力もなく朝が来るのを待った



日が昇りドアのノック音が聞こえた


看護師)ウマヅラハギさん入りますねー


声は出せない。


看護師)って!ウマヅラハギさん!意識戻られたんですね!担当医呼んできますね!


俺が目を覚ましたと知って慌てて呼びに行った


きっとまだ目を覚ましてないと思ったんだろう。


とても驚いてて面白かった


それからお医者さんの説明を聞いた。



悪化していた



知ってたけどもう死ぬんだなって


死ぬ前くらいは元気に居させてくれよ……


まだ病室の2人には余命のことは言えてない


残り1ヶ月くらいに言おうかな


そこまで生きてられればの話だけど



倒れてから1週間が経ってようやく元の病室に戻っていいと許可がでた


1人でいる間ずっとこの2人のことが頭から離れなかった


鬱陶しかったはずなのに


久しぶりに会える2人の顔を想像しながら扉に手をかけた



僕は死にたかった

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まじ 楽しみにしてましーた

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