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ミツバ🌴💜🍓
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あぁ。眠たい。
昨日のことも、黒ずんでいる自分の紋様のことも色々考えすぎて、夜ほとんど寝られなかった。
「ふわぁ。」
「大丈夫?鈴音さん。ずっと眠たそうだけど、ちゃんと眠れてる?」
「大丈夫です。本当に心配かけてすみません。その…」
「すみませーん。」
「はーい。 」
「ごめんなさい。患者さんがきたみたいなので、話の途中ですが。すみません。」
「その傷、痛そうですね。」
自分の黒ずんでいる紋様と重ね合わせてお客様に話しかけた。
「えぇ。火傷をしてしまって。軟膏が欲しいんですよね。」
「軟膏を塗ったら良くなりますからね。少々お待ちください。 」
今すぐ回復したい。私の能力をみんなの前で使えたら
みんなをすぐ回復できるのに。
まぁ、能力を勝手に使ったら仕事無くなっちゃうしね。
よし、準備完了。
「はい、これが軟膏ですね。ーーーー。」
ふぅー。今の時刻は5時30分。また今日も集合あるはずだし、仕事を上がるか。
「あのーすみません。もう用事があるので、仕事あがらせていただきます。」
「そうですか、わかりました。鈴音さん、今日仕事に身が入ってなかったよね。遊ぶとかではなくちゃんと休憩をとって明日の仕事に備えなさいね。」
「はい、すみません。ありがとうございます。あがらせていただきます。」
「はい。」
バスでの移動中、ふとニュースが目に入った。
『昨夜、花の暴走で市内の道路を暴れていた、花織人を庭園管理局が抑えました。〜〜〜。 』
「…。」
『インタビューができるそうなので、インタビューをしてみましょう。』
「こんにちは、ローズマスターさん。花織人制圧、とても圧巻でした。何か信念にしていることなどありますでしょうか?」
「いやぁ、そうですね。信念にしていることは〜〜〜。」
インタビューをするというところで画面が切り替わった。
私は無意識にでも、息を呑んだ。
映った人は、インタビューをしている人と
あの時、一瞬だけ目が合った人。
「あの人、ローズマスターって言うんだ。」
ぽつりと誰にも聞こえないように呟いた。
本部前についた。
周りを見渡す
「そんなにいないな。」
「みんな仕事で忙しいからな。」
「うわぁッ…、月桂樹。早いね。」
「あぁ。仕事の休みが今日は取れたんだ。」
「へぇ。よかったね。 」
「そう言えばさ、月桂樹はローズマスターって知ってる?」
「あぁ。知っている。」
「…」
「…」
2人に無言の時間が流れる
「…なんで、ローズマスターのことを聞く?」
「それは、ニュースで見て気になったからね」
目が合ったとかは言わないでおこう。
「そうか。…ならいい。」
「教えてくれないの?」
「知る必要はないからな。」
「そう。」
絶対知っているはずなのに、なぜ教えてくれないんだろう。
ネットとかには何か情報があるかなと思い、スマホで検索してみる。
ローズマスター 何者
検索
「庭園管理局・第一級選定執行官…」
なんか凄そう。
その下には、いくつかのニュース記事が載っていた。
『能力者災害、ローズマスターが鎮圧』
『第一級選定執行官、単独で暴走個体を制圧』
『ローズマスター、その正体はーーーー。』
「…」
記事を開こうとした
しかし、
この記事は削除されています
「…え?」
何度更新しても、同じ表示だった。
「……なんで?なんでなの?」
スマホの画面に映る 、自分の顔。
その隣に、ニュースに映っていたローズマスターの顔が浮かぶ。
あのとき。 確かに目が合った。
「……私のこと、知ってるのかな」
そう呟いた瞬間、
胸元が、ずきりと痛んだ。
「……っ」
制服の上から胸を押さえる。 黒ずんだ花の紋様が、ほんの一瞬だけ脈打った。
そして、画面にはまだローズマスターの姿が映っていた。
コメント
1件
うわぁ〜第5話、読み終えたよ〜!🌸 鈴音ちゃん、全然眠れてないのに「大丈夫です」って言っちゃうとこ、もう胸がギュッてなったよ😭💦 自分の黒ずんだ紋様と重ねてお客さんの傷を見ちゃう優しさも切ないし…でも、仕事中に能力使えないもどかしさ、めっちゃわかる気がする〜! そしてバスでニュースに映ったローズマスター、あの時目が合った人だったんだね!?しかも月桂樹がローズマスター知ってるのに教えてくれないし、ネット記事は消されてるし…なんでなの!?気になりすぎて今夜眠れなくなりそう…😱💕 最後の紋様が脈打つシーン、震えた…次が待ち遠しすぎるよ!