snowman
翔太「涼太、本当に直接行くの?」
「俺が行こうか?」
涼太「大丈夫です、自分で…頑張るから」
翔太「怖くなったらいつでも呼んで」
涼太「…結構です」
翔太「ねぇーー!たまには頼ってよッッ!!」
俺は、翔太くんに助言され会社を辞めることに
生活面などはいっとき援助してくれるそうで、
『たまには頼ってよ』か…
十分、頼ってるつもりなんだけど…な
涼太「おはようございます…」
上司「おい、宮舘遅刻だぞ」
涼太「…すみません」
上司「チッ!社会人ならそのぐらいちゃんとしろよッッ!使えねー落ちこぼれだなッッ?!」
後輩「クスクスッッ…笑笑」
涼太「…今日は出勤したわけではございません」
上司「は?何ほざいてんだお前??」
涼太「今日は、こちらを渡しに来ただけです」
ペラッ…
上司「…は?退職届…??」
涼太「退職…させていただきます…」
「これまでお世話になりました…ペコッ」
上司「…おぃ辞めれると思ってんのか?」
涼太「…退職届は退職するための紙です」
「それ以上でもそれ以下でもございません」
上司「お前が…こんな事するなんて10年はぇんだよ!!!」
バシンッ!!
涼太「ぅ゙……」 ドサッ!
(痛い……)
俺は理不尽に切れた上司に平手打ちされた
その勢いで床に倒れ込む、周りはざわつき出し今まで笑っていた後輩たちも流石にアタフタしている
上司「調子乗ってんじゃねーよ!!?」
「誰が退職なんか認めるか!お前は一生俺にこき使われて生きていくんだよ!!!!」
涼太(あぁ…やっぱ駄目だった……人は、怖いな)
「翔太くん………」
「ちょっとぉ…“俺の涼太”に何してんですかぁ??頭わいてんの??笑笑」
上司「…なんで…あなたがここに……!」
涼太「…? 」
翔太「別に?さっきも言ったけど“俺の涼太”」
「に、何してくれてんのかな?」
上司「い、いやっ!…これは………」
翔太「まぁいいよ、どーせお前解雇だし?」
「じゃね!涼太帰ろっか?」 ヒョイッ
涼太「っ…ん……」 ギュッ…
言っていなかったが俺が働いていた会社は
“snowflower”という会社
これはあまり世には出ていない会社まぁメディア関係の会社なのだ
ここを取り締まるのは
“snowman”の8人
だからこの一人の翔太くんに上司は驚いていたのだ俺も…昨日の夜聞かされた
所々不思議に思う時はあったんだけどね… そういうことだったらしい
涼太「…翔太くん、降ろして」
翔太「だめ、甘えてよ」
涼太「嫌です、甘えません」
翔太「…じゃあ手当てはするからいいね?」
涼太「…はい」
俺等2人は翔太くんの家へと帰ってきた
翔太「涼太、こっち向いて」
涼太「…」
スッ…
翔太「これでよし…もぉ痛くない?」
涼太「…コクッ」
「なんで…俺にここまでしてくれるんです?」
翔太「……だから……ボソッ」
涼太「?なんていいました……?」
翔太「…ううんっ何でもないよ」
「これからよろしくね?」
涼太「…はい」
テストヤバいかも……
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