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「おい見ろよ凪!すげー星綺麗だぞ!」
「あーうん、てか俺ここ住みなんだから星なんて前に幾らでも見てるよ。」
「そう言うなよ!折角のオフシーズンなんだからさ!」
7月中旬、梅雨の終わりが見え始めたこの頃。俺と凪は今凪の出身地、神奈川に来ている。
今は凪の実家にお世話になっていて、東京とは違う景色に俺が興奮した結果、凪の実家から少し離れたところにウォーキングを兼ねて散歩、基探検をしに来たのだ。
辺りは東京とは違う田舎で店の騒音も、ピカピカと光る眩しい看板も無い。
でもまぁ想像する田舎とは違い古びた空き家と年季を感じる家が並んでたまーに図書館と空き地が見える程度だ。
それでも田舎ならではの一面に見える山と畑はあるので多分田舎。
東京が都心なだけでここはそもそも田舎では無いと考えてしまうが凪に聞くとここはちゃんと田舎らしい。少し安心した。
すると目の前にある踏切の遮断機が電車の音をBGMにゆっくりと降りてくる。
踏切のライトでぽうんと光るそれを見ながら凪と談笑する。
梅雨らしく己に膜が貼ったような嫌な蒸し暑さでも今ならそれも特別感がある。
そうして談笑していたら電車が大きな音を豪快に鳴らし目の前を横切る。遮断機が上がり踏切をゆっくり渡る。
「は…?」
思わず声を漏らす。
これは
何かがおかしい
_______注意_______
一部少しグロテスクな表現を含みます。
確認は通しておりますが誤字脱字がある場合が御座います、発見次第訂正しますが訂正まで時間が掛かるかも知れません。
互いの好感度はこれくらい。矢印は互いに友愛として。⤵︎ ︎
凪→→→(→→→)(←)←←←←玲王
解釈違い注意。
以下大丈夫な方のみお進み下さい。
読んだ後の苦情、暴言、こちら腐や夢を意識したものではありません、苦手な方もいらっしゃる可能性があるので腐、夢表現のある発言はお控えください。
こちらホラー小説なのでゆっくりスクロールして読んでみて下さい。長くなり申し訳ないです。
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何かがおかしい。
踏切を渡りきるまでは聞こえていた蝉の音がぱったりと消え、こちらの状況をあざけ笑うかのようにガタンゴトンとの音を奏でながら去る音のみが辺りを響き渡る。空は怪しげに赤黒く輝いている。
視線を凪の方向へ移すと、ぼうっと目の前を見つめたあとこちらに視線を向ける。
こちらを見て安心してくれたのだろうか、ほっと息を吐く音が凪から発せられる。
凪の額には試合外には珍しく冷や汗が伝っておりこちらを見て安心してくれたその瞬間にも警戒した瞳をしていた。
意外と此奴、怖いのが苦手なんだな。だがこの状況なら誰でもこのような反応になるだろう。実際俺の額にも汗が走るのが分かる。
「凪、戻るぞ。ここにいるのは駄目な気がする。」
こうなってから1分は経っただろうか。未だ張り詰めたような空気は解けないが、ようやくこの困惑が薄れてきた。
「玲王」
凪が何かを言おうとしたと同時に後ろを振り向くと
先程まであったはずの踏切がさっぱりと消え代わりに大量の虫の死骸が落ちていた。
「踏切が…消えた…?それに、虫…」
見慣れぬ歪な光景に吐き気がするのを口元に手を当て必死に抑える。
何故踏切が消えた?それにもし消えたのが俺の幻覚ではなければあの電車の音はなんだ?
確かに踏切は渡った、凪と話しをして渡ったのは事実だ、それに横にいる凪も顔一つ変えやしないが俺の言葉に否定一つしないことから信じたくないが俺の幻覚では無いことも確か。
確信した、ここはさっきいた世界では無い。と
あとがき_
懲りずにストーリーです。
怖くなかったらすみません、精進します
そして表紙クソダサいですね…古の平成オタクのセンスに余裕で負ける程に…でも頑張った自分偉い!知らんけど