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虹花 ありさ @て い ふ
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うp主
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#学パロ?
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二人は、ウパパロンのベッドで、向き合って眠っていた。
_何千回と見た夢の中に、二人は居た。
目の前で、親友が瀕タヒに陥る夢。
_そして、草原の中で、少女と眠る夢。
___
_目の前の親友は、たしかに_瀕タヒのままであった。
だが、その目は_あまりに安らかで、まるで_全てを受け入れているみたいな、夢であった。
ウパパロンは驚いた。
【…大丈夫、大丈夫だから】
【だから…自分を責めたり、しないで。】
【……絶対だから。】
_それは、恨みでもなんでもなかった。
__彼女からの、赦しだった。
世界にノイズが走った。
(?今までこんなの…あったっけ。)
目の前で倒れる少女_Latteは、気がつくと大人の姿に変容していた。
_ついさっき会った、正しく彼女の姿。
【だから…一緒に、前を向こうよ。】
バリン_!!
突然、空が割れた。
青空が割れて、それを覆い隠すような白い光が、ウパパロンをやさしく包み込む。
_ああ、よかった。
_もう、こんな悪い夢は、終わりなんだ。
ウパパロンは途端、強い安心感を覚えた。
いつの日か、空へ帰る時は_こんな感覚なのだろうか?
_そうだったらいいな。
_ウパパロンはそう思い、光へ隠れるように、目を瞑った。
最後に、声が聞こえた。
【…ありがとう。】
それは、さっきまで聞いていたLatteの声だった。
_幼少期よりは低くなった声、だが彼女の面影だけは…何も変わっていなかった。
彼女は、そこに存在している。
___そう、これは夢だが、今…向こうにある状況は_きっと…
(…夢じゃないんだ。)
____
Latteは、草原で眠っていた。
雲がながれる、美しい青空の下。
少女と二人で、そんな場所で眠っている。
_Latteは初めて…声を発した。
前までは、少女と話すことを恐れていた。
…雷が、また落ちる気がして。
だが今は違う。
今なら…話してもいい気がした。
_こんなにもあたたかいのだ。
_きっと、名前を呼んだとて何も変わらない。
「…私さ、やっと…解放された気がするんだ。」
少女は何かを語ることはない。
だが、静かに耳を傾けていた。
「…色々、嫌なことばっかだった。」
「…こんな夢を何十年って見て、あんたの名前を呼ぼうとする度に…雷が落ちて。」
Latteはその空を目にたたえ、静かに笑った。
「でもさ。」
「でも…もう、いいんだろうなって思ったんだよ。」
「………」
Latteは言葉に詰まった。
本当に大丈夫なのだろうか?なんて考えがほんの一瞬、頭によぎったのだ。
「ねぇ。」
そう言って、1分ほど風の音だけが響いた。
「…」
Latteは、覚悟するように、唾を飲み込んだ。
「…ウパパロン。」
__しばらくの、時間が経った。
今にも雷が落ちてきそうで、怯えていた。
だが_Latteの恐怖を塗りつぶしていくような事象が、この夢では起きた。
「…やっと、名前、呼んでくれたんだ。」
_次に喋ったのは、少女だった。
_あの頃と、一切変わらない声。
だが少し前聞いた_ウパパロンの声とは、やはり違うものであった。
紛れもなく…幼い頃聞いた、ウパパロンの声だ。
ウパパロンは、いたずらっぽく笑って見せた。
「ありがとう…!」
「ずっと…ずっとまってたよ。」
Latteは、ゆっくりと瞬きをする。
目を開けると、先程まで幼い姿だったウパパロンの身体が、大人のウパパロンの姿へ変質する。
…Latteは少し驚いた。
「…そっか。」
「…もう、思い出したから…雷が落ちないんだ。」
「そうだよ。」
「…ありがと、Latte。」
_ウパパロンが笑顔でそう言うと、狐の嫁入りがきた。
Latteは一瞬心臓が止まりそうになるが_今までとは違い、腫れたまま雨は降って、身体に触れた雨粒は_あたたかかった。
安心すらしてしまうほど、それは温かくて。
Latteは、大人になったウパパロンと共に_ゆっくりと、目を瞑った。
_あぁ、よかった。
_ウパパロンは、大丈夫だ_。
_ウパパロンは、いまこうやって、やさしく_笑っている。
雷も、大雨も、もう振ることは無い。
「…これからは…現実で話そう?」
ウパパロンが再度草原に寝転んだ。
青空から降るあたたかい雨を、二人で降られて、なにかに包まれるような_そんなかんかくを覚えた。
「…うん。」
Latteは、少しずつ落ちていく景色のなか、呟く。
「…また、話そうね。」
「…こんどは、ゆめじゃなくて…現実で。」
2人の意識は、同時に_落ちていった。
空が、パリン、と割れ、あたたかい水が、降り注いだと思うと、一気に二人はそれに包まれて、意識を落としていった。
__もう、夢に縋る必要など、ない。
Latteは、強くそう想った。
____
「…はっ…」
ウパパロンが目を覚ましてすぐに、Latteも目を覚ました。
「…おはよう…。」
「おはよ……」
ウパパロンは思う。
_そういえば、ウパパロンの家の中で、二人で過ごすのは…これが初めてだったっけ。
(…そういえば、親からダメって言われたっけ。)
そう、Latteと館で遊びたくて、濁して聞いた時、ウパパロンの親からは、その一般人が何をするか分からないからと、禁止されていたのだ。
Latteの家では、遊んだことがあった。
___
「うちのLatteと仲良くしてくれて、ありがとうねぇ。」
「こ、こちらこそ!ありがとうございます…!」
Latteの両親は、緊張するウパパロンを見て優しく笑った。
「うちの一人娘の友達なんだから、俺らに対しても敬語なんか使わなくて大丈夫だからな〜!あはは!」
自分が皇の子孫として扱われなかったことに、当時はすごく救われたことを覚えている
_私だって、ただの人間なのだから。
_二人は目を覚まし、互いの寝ぼけた顔を見て、静かに笑った。
そして、見つめあって、同時にうんうんと頷くと_ 笑顔を見せあった。