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「あかり!!やほ!!」
そう言ってひまりはデレデレした様子でこっちに来た。
「私…今日誕生日何だよね…」
「え?」
思わず声に出てしまった。
…てかこれはひまりが悪い。
前日に言ってくれれば、プレゼントとか用意したのに…
え、
どうすれば、いいんだろう
「って、今言われても…!だよね!笑ごめんね!!」
「え…プレゼントとか、無い…ごめん」
「全然!だって今日言うのが悪いよ、100パー!」
そう明るく言っていたが、
内心絶対悲しんでる…
「あ、じゃあプレゼントは無くても、今日が楽しかったって、思える日にしよう。」
焦っていて、早口になってしまった…
ひまりは元気良く
「うん!!」
と頷いていた。
と…言ったものの、、
何をやろう。
「あ、コレ。」
そう言って私は交換日記を手渡した。
「あ、書いてきたの〜!ありがとー!」
ーーーー
2015年 8月25日
今日はひまりと会えました。
楽しかった。
ひまりがナニかと言うプレゼントをくれた。
開けてみたらそこには
手作りっぽい髪ゴムが入っていました。
ひまわりの髪ゴムで、多分編んだんだと思います。
私は編み物出来ないのですごいなって思った。
ーーーー
「おおお!開けたんだねー!!そう!編んだの!」
「…すごい」
「あ、!なら二人で世界に一つだけのピンとか作ろうよ!」
「…うん!」
私から言い出しても考えることすら諦めてしまったのに
ひまりはスパッと考えが浮かんでいるように見えて
本当に凄いなって思う。
「材料はねー!ここに揃ってるの!!ちなみにやったことある?」
「…ない。」
ひまりは不思議そうな顔で言った。
「学校とかではー?」
「ミシンだけ。」
ひまりはずートンというか眠そうな目で言った。
「都会はちゃいますね…」
ここ…田舎だけど。
まぁいいか。
「…やろ、」
「スタートー!」
そう言いながら、ひまりは私に一つ一つ、丁寧にやり方を教えてくれた。
不器用でお裁縫系全くできない私にでも
普通の人ぐらいには
なった気がした?
あとひまりが教えのも上手だし、編むのも、早くて…
正直ついていける気がしなかったけど
やってくうちに、楽しくなってきて、
はじめは失敗しても
やる事を重ねるうちに。
納得のいくものができ始めて。
「で、できたー、!」
やっと完成だ。
作った時間は…
2時間…
すっかり日が落ちていた。
「凄い!始めてでこれは上出来!」
「…ありがとう」
いや、ひまりが凄いんだけどね?
私が一つ一つ編んでる間、ひまりは私の3倍近くの速度で編んでるんだもん…
「あかりの可愛いね!ひまわりのヘアピン!私はヘアゴムだけど!」
「ありがと…だけどひまりには劣るし…二人で作ったのは…どっちがどっちか一目でわかるし…」
二人で作ったのは
マフラーだ。
夏なのにマフラー?
と思うかもしれないけど
これからも使えるし…
とひまりが言っていた。
「…ひまり…」
「なーに?」
「これ…あげる」
そう言って私は自分で作ったひまわりのヘアピンを渡した。
「え、ぇ、…いいの?」
「…ひまりのために作ったから」
「…!ありがとう!!」
…その笑顔は
私が見てきた中で
一番
輝いていたと思う。