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おそらくここへ来てから1日ほど経ったと思う。
私は再びカメラを回す。
「こんにちは〜多分2日目で〜す」
「今日も今日とて自由に過ごそうと思います!」
「ここに来てわかったことが何個かあるんだけど」
「どうやらここにある本は全て特殊な本らしくて」
「読むとその本に保存された記憶や感情が直接脳内に再生されるらしいよ」
「だから今日は少しここの本を読んでみようと思うよ」
「《楽しみ》ってところが気になったから見に行ってみるよ」
〜本探し中〜
「12月25日:午前8時〜午後8時……」
「(クリスマス……)」
「今回はこれを読んで見ようかな」
私は本を開いた。
その瞬間、記憶が流れ込んでくる。
朝起きると欲しかったゲーム機とソフトが枕元に置かれている記憶。
そのゲーム機で家族と遊んでいる記憶。
夜になり、家族とクリスマスパーティーを楽しんでいる記憶。
その一つひとつの記憶に《楽しい》という感情が溢れていた。
……
夢のような時間だった。
一瞬だったのに、その時間がとても長く感じた。
「……すごい」
「とても《楽しい》記憶だった」
「……みんなにも、見てもらいたいな」
私はそう言い、微笑んだ。