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prak 微tgak 地雷彡 ↻
「」: 台詞
『』: 心情
ak side
ギィ……
古い木製の扉が、ゆっくりと開いた。
akは慌てて手紙を制服のポケットへしまう
ak「……誰?」
入ってきたのは、一人の男子生徒だった。
pr「……あ 」
転校生の、pr
prは少し驚いたように目を見開いたが、それ以上は何も言わなかった。
ak「ここ、使うの?」
akが尋ねる。
pr「たまに。」
短い返事。
ak「読書?」
pr「……静かやから。」
それだけ言って、窓際の古い椅子へ座る。
akは帰ろうとした。
でも、足が止まる。
ak「ねぇ。」
「……?」
ak「この箱、使ったことある?」
prの視線が、一瞬だけ木箱へ向いた。
ほんの一瞬。
すぐに逸らされる。
pr「さあ。」
ak「ない?」
pr「……秘密。」
ak「えー!気になる!」
prは小さく笑った。
pr「聞くな。」
その笑顔は、一瞬で消えた。
その日の帰り道。
ak「prくん!」
akが自転車を押しながら追いかける。
ak「帰る方向、一緒だったんだね。」
pr「たまたまやろ」
ak「じゃあ途中まで帰ろ!」
pr「……好きにすれば。」
二人は並んで歩き始めた。
会話は少ない。
でも、不思議と気まずくない。
信号待ちで立ち止まる。
すると、小さな男の子が転んだ。
「いたぁ……!」
akはすぐに駆け寄る。
ak「大丈夫?」
膝を軽く払ってあげる。
泣いていた男の子は、akの笑顔を見ると少し安心したようだった。
「ありがとう、お兄ちゃん!」
その姿を、prは少し離れた場所から見ていた。
pr(まただ。)
(あいつは誰にでもそうやって笑う。)
(だから勘違いする。)
青信号になる。
pr「行くぞ。」
ak「うん!」
akは何も気づいていない。
なぎ
9
あいり
398
prの胸に、少しずつ積もっていく感情にも。
翌週の金曜日の放課後。
旧図書室。
akは一週間ずっと気になっていた。
新しい手紙を開く。
そこには、今までより長い文章が書かれていた。
『今日は、その人と帰った。
何も特別な話はしていない。
でも、その人は道端で転んだ子どもを助けていた。
誰にでも優しい。
だからきっと、俺だけ特別じゃない。
……それが少し苦しい。』
akは息をのむ。
『この人……。』
『本気で恋をしてる。』
胸がぎゅっと締めつけられた。
そのとき、紙の裏に小さく文字があることに気づく。
『もし君がこの手紙を読んでいるなら、一つだけお願いがある。
差出人を探さないで。』
ak「……なんで」
思わずつぶやく。
ak「知りたいのに。」
その声は、静かな旧図書室に溶けていった。
pr side
同じ頃。
校舎の屋上。
prは一人、フェンスにもたれていた。
制服のポケットから、小さなメモ帳を取り出す。
そこには何枚もの下書き。
書いては破り、また書いて。
どれも誰にも見せたことはない。
一番新しいページには、まだ書きかけの言葉があった。
prはペンを止める。
「……書きすぎだな。」
そう言ってページを閉じる。
遠くから吹いてきた風が、制服を揺らした。
「このままでいい。」
誰に言うでもなく、静かにつぶやく。
だけど、その言葉はどこか自分に言い聞かせているようだった。
放課後の秘密は、まだ始まったばかり。
そして、akはまだ知らない。
毎週届く手紙の文字を、一番近くで毎日見ていることを。
コメント
1件
ああ、もう…この距離感、すごく好きです。akが無邪気に近づくほど、prの「まただ」って諦めにも似た想いが切なくて。転んだ子を助けるakの優しさ、それを見て「誰にでもそうやって笑う」と自分に言い聞かせるpr…。最後の「一番近くで毎日見ている」って一文にやられました。二人の秘密がじわじわと動き出す感じ、とても丁寧で素敵です。続きが楽しみです🌷