テラーノベル
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放課後、私はフェニランへ向かった。学校でみんなを笑顔にできなかった分、ショーステージでみんなを笑顔にしたいと思った。フェニランに辿り着くと、私の友達の司くん、寧々ちゃん、類くんが待っていた。
司「おお!えむ!よく来たな!今日も頑張っていくぞ!フェニランのためにな!ハーッハッハッハ!」司くんはワンダショの団長で、いつも大声でとても明るくて元気な男の子。
寧々「司うるさい…今日も一緒に頑張ろうね。えむ。」寧々ちゃんはいつもおしとやかでとても優しい女の子。ワンダショの中ではショー内で歌を歌っている。
類「おや。えむくん。今日もいいパフォーマンスをしていこうね。」類くんはワンダショの演出家で、いつもびっくりするような演出を考えてくれている。私は、類くんの演出をとても楽しみにしているの。「よーし!頑張ろうー!」私はそういって、フェニランのパフォーマンス前の練習をした。練習をしていくと、みんなを笑顔にできるかも。と思った。
それから練習をしていると、ぶっつけ本番でショーをすることにしようと司くんが提案した。寧々ちゃんや類くんはとてもびっくりしていたが、私は大はしゃぎで衣装に着替えてステージ裏に立った。なんだか不安になり、緊張していると…私の後ろから寧々ちゃんが
寧々「あれ?なんだかえむ、今日いつもより緊張してるね」と私に声をかけた。いつも私はショー前は大はしゃぎで裏にいるから緊張はあまりしない。でも今日みんなを笑顔にできなかったトラウマがあり、緊張していたのだ。でも私は…
えむ「だ、大丈夫!!私、今日も頑張るよ!」と慌て気味に言ってしまった。
寧々「それならよかった…?」と寧々ちゃんは不思議そうに言った。そして…
ショーが始まった。音とともに私達が登場する。ショーパフォーマンスを何分かしてそろそろ私の見せどころだと思い、私の笑顔魔法シーンで…
えむ「笑顔の魔法をかけるよ〜!一緒に!せーの!…わんだほーい!」と笑顔で魔法をかけるように言った。やりきったと思った。でも…「え?」「ん?」「あれれ?今このシーンじゃないよね?」「えむちゃんのシーンもう少し後じゃない?」「もしかして緊張してるのかな?」と観客席からザワザワとした声がステージ上で聞こえた。私の隣でパフォーマンスをしていた寧々ちゃん達は動きを止めて困ってそうな表情で私の顔を見つめていた。それを見て、ステージ上で私は初めてそれに気づいた。まだ私の見せどころじゃなかったからだ。つまり私は早まってそのセリフを言ってしまったということなのだ。(やばい…!間違えちゃった!!どうしよ…)私はサーッとあの時よりも血の気が引き、顔は赤くなるどころか青くなり、唇は震えて氷のように固まってしまった。このせいでまたみんなを笑顔にできず、それどころかワンダショの一員として恥をかいたし、観客席の人たちは不思議そうに白い目で、その上無表情の視線で私達を見つめているように私には見えた。宮女のあの時の事に続いて、これも私にとってもう一つのトラウマ出来事になってしまった。
ショーはそんなこともあり、類くんの演出によって、ラストのシーンで花吹雪が降り、終了した。ショー後の暗いステージ裏の隅っこで、私は小さくなって一人で泣いていた。(またみんなを笑顔にできなかった…私、もうだめだ…)そう思っていた時、寧々ちゃんが私の所へやってきた。
寧々「えむ…ショーの事だけど、類も司も怒ってなんかないし、次でいかせばいいから、大丈夫って言ってたよ。失敗なんて気にしないでいいんだよ。私も演劇でさっきのえむのように失敗をしたことがあったから、気持ちは分かるよ。いつだって私達はえむのそばにいるよ。だからもう…泣かないで…」と、寧々ちゃんは泣いていた私にハンカチを差し出した。寧々ちゃんも司くんも類くんも、私の味方をしてくれている。でも…フェニランでも、学校でもみんなを笑顔にできなかったことには変わりないけど、終わったことは仕方ないと思った。また明日、みんなを笑顔にできるかはわからないけれど、明日もわんだほーいに生活したいと思った。
ゆっきーな
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#新キャラ追加
あられ
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コメント
1件
あー、えむちゃんの気持ち、すごくわかる…!学校でうまくいかなかった分、ショーで取り返そうって思ったのに、緊張からタイミングを間違えちゃうところ、胸がぎゅっとなったよ。でも、寧々ちゃんの「失敗なんて気にしなくていい」って言葉が優しくて、本当にいい仲間だなと思った。終わったことは仕方ない、って前に進もうとするえむちゃんの強さ、応援したくなるよ✨