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くそっ! なんでこの店は変態ばっかなんだ。でもこれは言い換えればチャンスになるかもしれない。この変態共を利用して頂点に君臨するあの女狐を失墜させてやるのだ。
ゴブリン店長にケツ揉まれる位なら可愛い楓に揉まれた方が未だマシだし、味方に付ければ、№3《Sランク》と云う立場も十分利用出来る。
ゆっくりと下着を見せつけるように降ろして行くと、楓の目尻がだらしなく下がり恍惚《こうこつ》としたド変質者の顔になる―――
―――おい、何処でそんな表情覚えて来た? 親を呼んで来い。
いや、その前に抑々《そもそも》何でそんなに屈折した? 可愛い貴方に一体何があったのよ……
悪いけど裸なんてどぉって事ない。男兄弟で揉まれた私を舐めるなよ、弟から毎日浣腸された事を思えばこれ位、屁でござる。
然し彼女の夢と私に抱くイメージを壊しては行けない。此処は少し恥ずかしそうに頬を火照らせ未通女《おぼこ》を気取る。
「いっいちかちゃん、はぁはぁ…… 何て、いやらしい子なのかしら」
何故か慌てて楓も素っ裸になる……
―――はいっ⁉……
何で脱いでるのこの人、ねぇ何で? おいおいまさか⁉ 此処でナニをして何をするつもりなのかえ⁉ 嘘でしょコラ!! やめなさい。
はぁはぁと理性がぶっ飛んだ楓を無理くり正気に戻す―――
「楓さん…… 聞いてください…… 」
瞳を潤ませるとピンク色の唇を震わせ、はにかみ乍《なが》ら目線を斜め下に伏せて見せた。スキル魅了発動―――
「あっごっごめん、いちかちゃん私ったら、なっ何? 」
「楓さんお願い、私を…… 私を…… 」
「うっうん」
「私を№1にして下さい」
「―――えっ⁉ 」
「そしたら私…… 」