暫く雑談しているといつも間にかレトさんの家の前に来ていた
 この時間が終わってしまったのは名残惜しいが、 別れの時間はきてしまうもので。
 マンションのエントランスに入る所で
『傘、貸して欲しい』と言いかけたが、
レトさんが「あのさ、」と言う方が早かった
 『ん?なに?』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ピカッッッ!!!!ゴロゴロ_____…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「『うわっ!!!』」
 
 急な雷にレトさんも俺も声を出して驚いていた
 「近そうだね、怖っ」
『ね、すごかったー。___あっそうそうレトさん傘、貸して欲しいんだけど』
 先程言いそびれた事を言うと
 
 「はっ!?」
 と言われて俺はマヌケ顔になっていたと思う
 「この状況で帰って、万が一死なれたら困るんだけど 」
「はやく中入り、俺ら濡れてるんだから」
とエントランスの鍵を取り出すレトさん
 『え、いいの?』
 「…いーから、はよ」
 レトさんは俺を家に上げてくれるらしい
プライベートでは本当に久しぶりだから、単純に嬉しかった
 だけど
 
 まぁ、キヨくんは雷に打たれても大丈夫か
 と、小声で言われたから背中を小突いてやった
 
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 「ただいま」
『お邪魔します…』
 
 
 
 〈にゃあ〉
 レトさん家の猫が、 レトさんの事を待ってましたと言わんばかりに お出迎えしてくれる
 
 
 「も、こーら」
「よいしょ」
 レトさんが猫を抱きかかえる。
 その眼差しがとても愛おしく見えた
 
 『レトさんって元々猫好き?』
「んー、まぁ好き、かな」
『ふーん、そっか』
 
 レトさんも俺のことを好きだったらいいのに、なんて叶いもしない想像をしながら
猫を抱えてリビングに向かうレトさんの後ろに着いて行った
 
 
 ふぅ、どうですかね。
なんか機種変するぽくて
このアカウント消えちゃうかもしれません。
とりあえず作ってる分出します。
25/3/10 修正
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