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【草場視点】
食堂に着いたら視線が集まったが無視無視。犯罪中なんて視線が集まるのはお愛嬌みたいなもんなのだ!
「いいにおい…」
『食堂のおばさん!お粥をよっつ欲しいのだ!』
「ちょっ、草場先生早いって!」
「なんでも良いから魚もお願いする」
「金華猫さんまで!?」
「はい、お粥だよ。猿山先生もお粥で大丈夫だったかしら?」
「あ、大丈夫ですよ。むしろありがたいですので」
やっとゆっくりご飯が食べれるのだ…さて、まずは1424にご飯を…
「オェェェ」
「グプッ!」
「ゲホッゲホッ」
4274-3、猿山先生、1424の順で吐いたり吹き出したりした。
『え?え?何吐いてるの??あれ?毒でもあった??』
「ご、ごめんなさい…」
「おっかしいな…幻覚なら食べれると思ったんだけど……」
「938、子娘は重湯でないと食べれん」
『おばさ〜ん!!重湯に変えて欲しいのです〜!!!』
「わ、分かったよ!!」
『猿山先生、ここは現実なのだ。お粥は食べれないのか?』
「大丈夫大丈夫。こういう時の為に吐いたものも食べれるように猿山家では体罰という名の教育がされてるから」
『食べなくていいのだ。猿山先生も重湯にするのさ。 4274-3はどうしたのだ?』
「ごめんなさいごめんなさい!今すぐにたべますから!」
『食べなくていいのだ!猿山先生がもしもそういった教育がされてないのであれば食べれたかもしれないのに…余計なことをする親なのだ…』
「ん………もしも、なんてあるわけがない。一瞬の判断の積み重ねで世界は回ってる、その一瞬を見あまれば人は大きく変わるものだからね。もしも、なんて言うだけで虚しいもの。それは草場先生だって分かるでしょ?」
『フフッ…猿山先生、犯罪者の素質あるのだ』
「そりゃどーも。俺は教師よりも警察になりたかったけど親に止められちゃってね。夢なんてそこで終わっちゃったから。希望も体罰でへし折られたし?人生は決められたものだったからそう思えるんじゃないのかな?」
『…今日は1424も4274-3も調子が悪いみたいだから休憩にした方がいいのだ』
「了解、草場先生」
【猿山視点】
学園長先生の思いつきで特別学級と他学年合同で特別学級の授業を受けるらしくてとっても緊張してます
『く、草場先生!な、なにしよう…』
「いい、い、1回落ち着くのだ。まずは酒を飲んで記憶をぶっ飛ばす準備が出来たら、タイムマシンを探すのだ」
「せんせーたちがおちついて。」
『ま、まぁ?道徳するね?それでいい??俺ちゃんとできるかな?噛み噛みになってない?大丈夫???』
「いまのところは。」
あぁ…全員揃っちゃったよ……
『そ、それでは!改めて自己紹介します。特別学級担任の猿山らだ男と、』
「副担任の草場 象なのだ!」
『今日は前回の宿題の”大人だろうが子供だろうがこの世界にはあってもなくても困らないものってなーに?”前回とは違う回答ができるかな?4274-3からね!』
「はい……感情」
「意思なのだ!」
「記憶であろう…?」
『うんうん!みーんな正解だね!大七欲って知ってる?もう立派なクソ社会の大人、草場先生!』
「食欲・金銭欲・物欲・色欲・権力欲・名誉欲・睡眠欲なのだ!」
『それじゃあみんなは何にあてはまってるかな〜?』
あちこちで予想しあってるようだけど低学年がいまいち分かってないみたいだね…よし、ここはお手本を見せないと!
『俺は物欲かな〜?結婚してるけどあれって政略結婚だし。』
「なら俺は権力欲なのだ!故郷の市では次期医院長だったの!」
「ぼくは!すいみんよく!!ねんねしないときぶんがわるくなるの!」
「子娘は名誉欲あたりだな。軍の時は軍隊長で愛し愛されることに飢えていたから。ちなみに私は食欲だ。腹が減っては戦も出来ぬと言うからな」
そしたらあちこちから”じゃあきり丸は金銭欲だ!”とか、”忍者の三禁である色欲も大七欲にはいるのか”とか聞こえるなぁ…元気が良くてなにより!
『それじゃあみんな!今から俺が歌でとってもいいこと教えてあげるよ!あ、でも特別学級の子には理解できないと思うけど…大丈夫俺だって”ハァ?何正論言ってんだろブッコロすっぞテメェコノヤロウ”くらい同じこと思ってるから大丈夫だよ!俺は先生だから我慢できるけど腐った大人だったら我慢出来なかったよ!アハハ!それじゃあ真面目に授業始めるよ〜?』
「「はーい」」
あれ〜おかしなぁ?1424と金華猫さん以外の特別学級の子達はいいお返事してくれたのに他のみんな固まっちゃってるよ〜?はい!ここは笑うところ。テストに出てくるからね!
『忍者ってすぐ死んじゃうけど、人間という感性においてとても重要な事だからしっかり歌詞を聞いて欲しいかな〜?はい!ここもテストに出てくるからね!ん!』
「「はーい」」
『この幻覚って便利だよね〜楽器なくてもボーカルさえあれば勝手にリズムとか流れてくるもんね〜』
「猿山先生、ここ現実なのだ」
『はいはい、犯人はみんなそういうのならぬ現実はみんなそういうんだよ。だから忍者でいう裏を読むと同じく俺はその事柄の裏を読んで幻覚と判断してるだけだから大丈夫だよ〜?』
「もうダメなのだこの人」
【題名…CLOSER】
身近にある物 常に気を付けていないと
余りに近すぎて 見失ってしまいそう
あなたが最近体験した幸せは一体何ですか?
恵まれすぎていて 思い出せないかも!
今ここにいる事 息をしている事
ただそれだけの事が 奇跡だと気付く
身近にある物 常に気を付けていないと
余りに近すぎて 見失ってしまいそう
You know the closer you get to something
The tougher it is to see it
And I’ll never take it for granted
Let’s go!
人助けを偽善と 呼ぶ奴等もいるけれど
信じるのも疑うのも 人それぞれだから
たとえ仮にそれが 偽善であったとしても
誰かを教えたなら そりゃむしろ何よりもリアル
追い続けてきた夢 あきらめずに進めよなんて
キレイ事を言えるほど 何も出来ちゃいないけど
一握りの勇気を胸に
明日を生き抜くために
And I’ll never take it for granted
Let’s go!
身近にある物 常に気を付けていないと
余りに近すぎて 見失ってしまいそう
You know the closer you get to something
The tougher it is to see it
And I’ll never take it for granted
追い続けてきた夢 あきらめずに進めよなんて
キレイ事を言えるほど 何も出来ちゃいないけど
一握りの勇気を胸に
明日を生き抜くために
And I’ll never take it for granted
Let’s go!
『人間は失ってから大事なものだって理解して復讐して死んで後世に伝えられるにも関わらずまた繰り返されるってほんと馬鹿みたいだよね〜その間の何万もの犠牲を経て漸く理解出来る生き物なんだからね〜』
「まぁ…一理あるのだ」