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「あのさ…。別れてくれない?」
話があると、楽屋の外に呼び出され…
付いて行くと…告げられた?
「えっ?俺、何かした?」
全く心当たりが無く…思わず本音が、こぼれてしまう
「本当に、何が原因か…。気付いて無いの?」
「気付いてないって…。俺が何か…?」
「はぁ…。説明するのも面倒くさいし…俺の心変わりって事にしておくよ…。それじゃ、話は…それだけだし。俺は楽屋に戻るから…」
そう言って、背中を向けた恋人を…
慌てて縋る様に、背中から抱き締めた
「ちょっ…離せよ。鬱陶しいな…」
相当怒っている様で、俺に突きつけて来る言葉が冷たい…
今まで付き合って来て【鬱陶しい】何て言われた事は、一度も無かった
「本当に全く、分からないんだ…。俺、何か…怒らせる事したんだろうか?」
心当たりが、まるで無くて
それをまず聞き出さなくては…反論も何も出来やしない
「いつまで、誤魔化したら気が済むの?向こうは、ご丁寧に…証拠写真まで持ってるって言ってたぞ…」
「?」
【向こう】【証拠写真】またまた新しいワードが登場して来て
頭の中がパニックに…
証拠写真を撮られる様な、そんな事をした覚えも全く無い…
「俺は、信じてたのに…浮気だなんて…。しかも、裸で2人でベッドで寝てる写真まで…バッチリ撮っておいて。まだ知らないって…嘘付くんだ…」
心底呆れた様な顔をされて
こちらとしても、気分は良く無い…
しかも、してもいない浮気まで…でっち上げられ
だんだん…俺の気分も悪くなって来た
その時
「照、居たいた!持って来たよ!この前話した…赤ん坊の時に、翔太と2人で1つのベッドで寝てる写真///」
宮舘は嬉しそうに、岩本に見せ
「翔太もほら、懐かしいだろ〜」
そう言いながら、今度は俺に見せて来た
「………」
その写真には、同じベッドに並んで眠る…裸ん坊の俺と涼太…
きっと仲良くなった両親達が、どちらかの家に遊びに来て
その時、記念に撮ったのだろう…
「ふ〜ん。証拠写真と浮気相手ね…」
俺は、涼太と写真を見比べて
徐に…見せ付ける様に、腕を組む…
「ちょっと、翔太!何をして…」
自分の勘違いに気付いた照が、俺を止めるが…
「ちょっ…離せよ。鬱陶しいなぁ…」
言われた事を、言い返してやると
バツが悪そうに…シュンとした
「それじゃ、俺達…楽屋に戻るから…」
落ち込む照を放って置いて
涼太に腕を絡めたままで
2人で、その場を立ち去った…
「ごめん!翔太!本当に、ごめん!」
背後で照が叫んでいるが…
今となっては、関係ない
「ねぇ翔太…。照は、このまま放って置いて良いのかな?」
事情を知らない涼太が呟く…
「良いの良いの。放っておいて…」
勘違いだからと言って、すぐに許す気分になれず
照を置いて…俺達2人は、歩き出した