ぺ「ん~…」
なんか…ふわふわすんだけど……
ぺ「あぁ…俺死んだのか」
周りを見渡してみると、しにがみくん、クロノアさん、トラゾーがいた。
三人は誰かを囲んで悲しそうな表情をしていた。
ぺ「ねぇ皆なにしてんの?」
そう言いながら囲まれている人の顔を見た。俺だった。
ぺ「え、俺じゃん!!」
そういえば俺刺されたんだっけ?急でよくわからなかったんだよなぁ…
まぁそんなこと今さらどうでもいいか。
そう思いながらふとクロノアさんを見た。
驚くことに、クロノアさんの目が涙で滲んでいた。
ぺ「泣いてる……?クロノアさんが…?まさか俺のこと心配して…」
クロノアさんが泣いてるところを初めて見たからか
自分のことで泣いてくれていると思うと、こっちまで泣きそうになる。
ク「ぺいんと……」
ぺ「!、クロノアさんのこんな声…初めて聞いた……」
俺の名前を呼ぶクロノアさんの声はかすれていて、どこか少し震えていた。
クロノアさんから目をそらすと、しにがみくんが目に写った。
ぺ「あ…しにがみくん……」
触れようとしたが、手がすり抜けてしまった。
ぺ「うぅっ、触れたい……キスしたい……」
ドクッ
ぺ「あ、あれ…?目眩が…して……き………」
俺は浮かんだまま気を失ってしまった。
視点 sn
し「ぺいんとさん…早く帰ってきてください……」
不安で不安で仕方がない。
ク「しにがみくん、トラゾー……そろそろ帰ろう…」
ト「はい……」
し「……僕はまだいます」
そう言うと、クロノアさんが僕の前でしゃがみ、
ク「ここにいたって俺たちができることは何もない。
無駄に体力を削るなら、今帰ってまた明日病院に来よう」
そう言った。確かにクロノアさんの言う通りだ。
し「わかりました…今日は帰ります……」
僕はゆっくりと立ち上がった。
視点 kr
しにがみくんを説得させたあと、俺たちはそれぞれで帰ることにした。
俺も今は一人になりたかった。
ク「ぺいんと……」
あのまま病院で泊まろうかと思ったが、泊まってもできることがないなら
意味がないと思い、仕方なく今日は帰ることにした。
ク「ごめんな……何もしてやれなくて…」
気がつくと、俺はまた涙を流していた。
コメント
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え〜これクロぺんになるんかな〜でも完全にぺいんとさんしにーの虜なんだよな〜もうキスしたい言ってるしな〜…………続き楽しみすぎるわ