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咲希「…素、かぁ…」
考えたこと、無かった。
咲希「………りめちゃん達がいればいいしね〜、?」
うん、そうだ。みんながいればいい。
咲希「… “ みんな ” …」
咲希「……………ポロポロ」
っあ〜…w止まんない、やつかもなぁ…w
咲希「…よしっ!寝よ〜っと!ポロポロ」
…元気なのに泣いてるって、普通におかしい…?
〜翌日〜
咲希「……ん、ん〜…」
あれ、あさ……なんじだろ…?……………なな、と…にじゅう…はち、だから…えっと、……7時28分…、………7時28分っ!?
咲希「どっどどどどどど、どうしようっ!!寝坊しちゃった〜!?!?」
って、今日、学校休みなんだった!!
咲希「はぁ〜…びっくりしたぁ…」
…ん〜…お兄ちゃんはえむちゃん達とバイト(ショー練習)してて…Leo/needの練習も無い…。アタシのバイトも無いから…
咲希「今日一日フリーってことっ!?✨️………っていっても何しようかなぁ…」
………とりあえず、みんなに会いに行こうかなぁ…?
.☆.。.:*・゚
〜飛び立てないセカイ〜
咲希「………、?」
セカイに来ると、急に暗くなった。見上げると、小さな紙鶴が集まってできた大きいな鶴――プアがあった。
咲希「………………飛ばせてあげられなくて、ごめんね」
「優しいね、咲希は」
振り返ると、ミクちゃんが立っていた。
咲希「あっ、ミクちゃんっ!」
ミク「もう来たの?」
確かに、23時に寝て7時に起きたから8時間しか経っていない。が、アタシにとってはそれは長いものだった。
咲希「 “ もう ” って…アタシにとったらすっっご〜〜い長いものなんだよ!」
ミク「……そっか、咲希にとってはそうだね」
咲希「えっ、あ〜…うん!」
ミクちゃんは、意味が分かったのか少しだけ悲しそうに笑った。
咲希「…ね、ミクちゃん。このセカイっていつできたの?」
ミク「…ここには時間という概念がないの。だから、詳しいことは分からないけど…セカイができたら、そのセカイのバーチャルシンガーは想いの持ち主を見に行くの。その時の咲希は年長さん…だった気がするな」
咲希「…………えっ、年長さん…?」
ミク「うん」
年長さんの頃といえば、いっちゃん達にもまだ出会ってないときだ。じゃあ、アタシの本当の想いってなんだろう…?
咲希「じゃっ、じゃあ…アタシの想いって…」
ミク「…それは、咲希が自分で考えなきゃ意味はないよ」
咲希「え〜?…あ、そうだ。ねぇ、ミクちゃん。ミクちゃん達ってアタシの本当の想いって分かるの?」
その質問を聞いたミクちゃんは少しだけ驚いたような表情を浮かべて黙り込んだ。
咲希「…?」
ミク「知らないよ。だから、咲希が考えなきゃね」
咲希「…は〜い…」