テラーノベル
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つづき
※まだまだ続くよ
🐷🍆のターン
※今回は短め
※SNS含むシェア🆖
※作者の妄想ネタです
※ご本人様無関係
※獣人と半獣と人間が共存する世界線※
ゲームスキンが動物の方はそっち側判定しつつ
書いていきますご注意を
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ポタッ…ーーー
「い゛っでぇぇええーーーーーー!!!!!!!MENッ、もっと優しくっ!!」
「優しくって…どうしろと??!」
「こう、そろぉっと…こう、できねぇーの!?!」
「んな、無茶な事言わんでもらえますかッ!!」
ポタポタっ…ーーー
「あ゛ぁぁあ!!!め゛ん゛ッーーー!!!」
「ッしゃーないっすよ!!ぼんさんっ、もう少しですからっ!!!」
「ムリムリムリムリっ!!!!俺死んじゃう!!もう少しってどんくらいだよっ!!!無理っ!!!しぬっ!!」
「わがまま言わんでくださいッ!!!」
傷の手当てに七転八倒するぼんさん
そりゃそうだ…、この怪我ならそうなっても仕方がない
いやいやと首を振り、俺にしがみついたり、ソファにしがみついたりと 大忙しだった…
「MEN頼むッ…ひと思いにトドメを刺してくれ!!!」
「いや、そんな事言われましてもw」
ポタッ…ーーーー
「あ゛ぁぁぁぁあ゛ーーーーッ!!!!」
そんな攻防戦が何度か続いて…
ようやく傷の手当てが終わった
「ゼェ…ハァ……ッお…終わりましたよ…ぼんさん」
「ぁあ、ありがとう…ッハァ…ッハァ…」
手当てが終わる頃にはお互いどっと疲れて「「はぁ〜…」」と同じタイミングでため息をついた。
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ちょっと待っててください…そう言われてリビングで一人待っていると、MENが手に何かを持って帰ってきた
「ぼんさん、…ウエスト大きかもしれんですが、コレ」
手渡されたのは、MENの部屋着と思われるハーフパンツ
そうだ…俺、下着姿だったわ…
「ありがとう…MEN」
俺はそれを受け取るとゆっくり傷に当たらないように履いて、ウエスト部分の紐をキュッと締めた
「サイズどうっすか?」
「紐締めたらいい感じ」
「ならよかったッス」
ポカリもコーラも無かったんで…珈琲ですけど、と差し出された マグカップを受け取りMENが座れるスペースを作る
MENも空いたスペースを確認するとゆっくりとソファに腰掛けた
珈琲を一口飲んでホッと一息…そして、ここに来た本来の目的を思い出した
「…なぁ、MEN」
「なんすか?ぼんさん」
「…その、俺の怪我でドタバタしたんだけどさ…俺がここに来た理由というか…その、”逢いたい”って連絡くれた…じゃん……」
「そうすっね…送りました」
「俺の勘違いだったら良いんだけど…おんりーとなんかあった??…今日一緒に帰ってたじゃん」
俺の質問にMENは伏せ目がちになり言葉を詰まらせた…
ぼんさんの血の匂いが落ち着いて、今俺の部屋に充満するのは…
…ぼんさんのあの甘い匂い
呼吸をする度に身体に入ってるく甘い匂い
その匂いを吸い込む度に俺の心はフワっと癒されていった
(…ぼんさん…すげぇな)
珈琲を淹れて匂いを嗅ぐけど、珈琲の匂いよりぼんさんの匂いの方が上手みたいだ…
淹れたての珈琲を持って行ってぼんさんに渡すと、何も言わずソファに俺の腰掛けるスペースを作ってくれた
俺はぼんさんの傷に響かないようにゆっくり腰掛けて
そして何度目かの会話のやり取りのあと
「俺の勘違いだったら良いんだけど…おんりーとなんかあった??…今日一緒に帰ってたじゃん」
フワッ……
(ぁあ…ずるい…ずるいっすよ…ぼんさん)
甘い香りに混じって、ほんの少しだけ悲しい海の匂いが辺りを包む
「…なんかあったか…と言えば、”あった”なんすけど…その、あんまし上手く言えなくて…」
「…そっか」
少し悲しそうな顔…
ぁあ…そんな顔せんでくださいよ…
「………あの、ぼんさん」
「ん?どうした」
「その…俺って獣人じゃないですか」
「うん」
「半獣もそうなんですけど…俺達みたいなのって、その嗅覚がめちゃくちゃ良いんすよね…」
「そうだろうよ?ネコおじに、たいきちだってめちゃくちゃ鼻いいもんな」
「まぁ、そうなんっすけど…少し前に、俺の”野生の勘”の事で…証拠がどーのって話あったの覚えてます?」
「あ、ぁあ…あったなそんな話…」
「…そのことについて、少し話しますね」
俺は俺だけの持っている特別な嗅覚の話をぼんさんに話した
MENから「少し長くなるかも…」って前置きを言われて
俺は小さく頷いた
「俺、他の獣人と比べて”普通の匂い”以外にも少し違った匂いも嗅ぎ取れるんっすよね…」
(…違った匂い??)
「普通…人間って元気な時はなんも匂いとかないのに、その…”人の心がざわついたり”…まぁ”悩み”とか、”体調崩す前”とか…目にハッキリと見えないモノが匂いで分かったりするんッスよ…」
(…ぁあ、だから俺の体調が悪い時…気づいたのか)
「他の獣人に聞いてもそんな匂いしないって言うし、俺だけが敏感に嗅ぎ取れるみたいで…そんな事を説明しようにもなんか面倒くせぇなぁって思ったりして」
(MENらしいな…)
「これを説明して…もし今後その人との関係がギクシャクしてもやだなぁって思ったりしたんで…俺は”野生の勘”って事にして……聞かれたらそう答えるようにしてたんっす」
(…確かに、MENはそう答えてたな)
「俺、獣人だから”野生の勘”って言えば大体の人はすぐ納得してくれて、それ以上深入りされなかったんで…」
(なるほど…)
「…ーーーそれで…最近、”ある匂い”が気になってて…」
「…ある匂い??」
MENは俺の方をジッと見つめて口を開いた
「ぼんさん…から、その……甘い匂いがするんっすよ…甘くて優しい…落ち着く匂い……が」
「…おれ、から??」
「…はい………それも、決まって………俺と…俺といる時になんすけど」
MENは見つめていた瞳をふいっと視線を外して頬を赤く染めた
俺はその行動が何を意味しているか……
MENの説明してくれた特別な匂いについてある言葉が頭をよぎった
ーーー”人の心がざわついたり”ーーー
人の心がざわつく時っていつだ…
嫌な事や、残念な事、悲しい事があった時か?
そういう時って…こう、心がザワザワしたりするよな……
でも…まてよ…
…今、MENが言ったのは俺から甘い匂いがするって…
それも決まって”俺(MEN)といる時だけ”って…
それってつまり……
片想いの…この、もどかしい気持ちも…匂いに現れてるって……
こと、なのかッ…?!??
「ッーーーーー!!!!!」
カァアッと顔が一気に熱くなる!!!
も、もし…俺の考えがあってるなら…ッ
つ、つ… つまり…つまりだ…俺が知らない所で、MENにはずっと気付かれてたのか?!
俺が自覚して…MENの事が好きだって…思っていた気持ちが
言葉や態度じゃなくて…匂いで伝わってたって事だよな????
(俺…今、どんな顔してる?!…いや、顔じゃねぇな…
に、匂いか…!?
ど、どんな匂いだっ?!……って!俺じゃぁ…全然わかんねぇっ!!!
って、まてよ…コレが心がざわつくって言うんなら…今、俺の心臓…煩いくらい大きく鳴ってて…え、ぇえ、)
MENがリビングの床に視線を落としたまま俺に話しかけてくる
「…その、落ち着いて……もらえないっすかッ………匂いが…その、強くなってるんで…」
MENが両手で顔を覆い、言葉を詰まらせながら俺に伝えてくる…
ぴょこぴょこ動く可愛い耳まで真っ赤に染まっていて…
「ッーーーーーー!!!!!!」
MENの言葉と態度に
俺も同じ様に両手で顔を覆い、恥ずかしさを紛らわす様に天井を見上げるしかなかった…
「……まじかよぉおッ」
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コメント
4件

🍆さんの匂いはいい匂いがする。🐷さんやっと🍆さんに匂いの話をする。どちらも初々しい空気感。

やっとか、やっと2人共々気づいたぁ!!いやぁまじ口角消え去りなんですけど⁉︎ この後どうなるんだろう…?おんりーの動向が気になる…!