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名前 川島 花(かわしま はな)
イメ画↓
年齢 15(中3)
好きな食べ物 チョコケーキ
身長 160cm
誕生日 2月28日
「後1年で高校受験だ!皆気を引き締めていこう!」
ーはぁ…
高校受験…皆の人生の中では本当に大事な受験…
私もだけど…
…夢なんか…ないんだよな…
「ねね!花は何の高校受けんの?」
「わ、私?私は…」
「夢なんか特にないし…専門校には行かないつもりだけど…」
「そ、そっか…」
…気まづそう…
「あっ花!図書館行く予定ある?」
「図書館…?借りてた本あるから行くけど…どうしたの?」
「気になる本あってさぁ…私、あの図書館、遠いからさ、代わりに借りてきてくれない?」
「…分かった」
「その気になる本って…?」
「えっと…【ヴァンパイアの歴史】って本なんだけど!」
「はっ…ヴァンパイア…?」
ヴァンパイア…って、吸血鬼の事だよね…
どうして…?
「い、いいからさ!休みの日届けに来てくれない?」
「うん…いいけど…何でヴァンパイア…?」
「じゃ、じゃあね!」
「あっ…うん」
…気になるな…
私は、部活終わりに図書館に寄った
「ヴァンパイアの歴史…歴史…あっ…」
本当にあった…
表紙はよく見るヴァンパイア…吸血鬼のイラストが大きく載っており、ドロドロしている字幕で【ヴァンパイアとは何なのか?】という文字が載っていた
何か…表紙胡散臭いな…
けど…まぁいいや、借りよ
私はすぐ家に帰宅した
「あら、おかえり。ご飯ならもうあるわよ」
「うん、分かった」
いつも通りお母さんが見慣れたエプロンを着て玄関に私を出迎えた
「…そういえば、花。アンタ何の高校に行くの?ほら、早めに決めた方がいいでしょ?」
「あぁー…そうだね」
「…で、アンタどんな高校に行きたいの?お金は出すわよ」
「えっと…専門校ではないんだけど…」
「あら、そうなのね。意外だわ」
「うん…」
しばらく私達の食卓では沈黙が訪れた
お母さんは優しいから多分、進路の事を心配しているんだろう
「…そういえば、お父さんの…宏さんってさ…」
「…あんな人早く忘れちゃいなさい」
「…うん」
お父さんは私が小6の時に不倫で離婚した
今は慰謝料を払ってもらってる
だから私も最近何度か会った
…お父さんは薬指に婚約指輪をつけていたけど
そして夕食を終えると私はすぐ風呂に入った
そして、しばらくテレビを見てダラダラしていて、気づいたらもう22時になっていた
「早く寝なさいよー明日も早いんだからねー?」
「分かった分かった」
…あの本、読んでみようかな…
私は部屋のソファに座るとあの本を開いた
内容は興味深いものばかりだった
吸血鬼は日光に弱いのは知ってたけど…十字架にも弱いことは知らなかったし…
そして夢中になって読んでいると、気づいたら23時になろうとしていた
早く寝ないと…
「お姉様も…咲夜もパチェも小悪魔も美鈴も!」
「みんな私を一人ぼっちにするのっ!何でっ」
私は495年間ずっと地下に幽閉されていた
もう嫌だ…もう…!
「あっ…崩れちゃってる」
寝ようとお気に入りの”マラカイトのネックレス”をもとの位置に戻し、布団に潜った
ーピカッ
「…宝石?」
この宝石…緑色…なんだろ…?
ーピカッ
「…?」
…!眩しっ…!
ーここって…
「お姉様が言ってた…!」
ー外の世界っ?!
「楽しそう!」
早速探索探索!