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こちらプロ級小学生

4 - プロ級な小学生4

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2025年09月11日

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ミイの名はことね!じゃ!変わった言葉?ふざけるでないぞよ!ミイには隠されし才能があるのじゃ!みておきたまえ!

今はちょっとふざけた口調で言っていたが。


~だれにもバレてないけどね~

「ミイねぇ、それにはちょっと反対かも」

クラスのみんながちょっとひるむ。

まただ。「ミイ」と自分のことを呼ぶ、その子が口を開くと、なぜか空気が変わる。

ミイ、こと**七海ミイ(ななみ みい)**は小学5年生。

クラスでちょっと浮いてる…というか、なにか“ただものじゃない感”がある女の子だ。

走るのは普通。

テストの点も、まあまあ。

友だちもいるけど、すごく仲良しってわけでもない。

でも、なぜか先生も、学年主任も、校長先生すらも、ミイの意見には耳をかたむける。

その理由?

──誰も知らない。

でもミイには、知られざる“プロ級”の顔がある。


ミイの正体、それは…

実はミイ、小学1年のときから、**「こども会議アドバイザー」**として活動している。

え?なにそれ?って思うよね。

それは、全国の子ども代表が集まって、本当にこどもにとって大事なことを決める、ひみつのオンライン会議。

その中で、ミイはなんと「進行役(ファシリテーター)」をつとめているのだ。

そう。

みんなが「うーん…どうする?」ってなるとき、

ミイはスッと入って、こう言う。

「じゃあ、ミイがちょっとまとめるね。今出てるのは、①公園をきれいにする、②学校に言う、③ポスター作戦、の3つだよね」

全国の大人たちがびっくりする。

「この子…話まとめるの、プロすぎる…!」

でも、本人はにっこり言うだけ。

「ミイは、ただ聞いてるだけだよ」


なぜ「ミイ」と呼ぶのか?

最初はただのくせだった。

でも、小2のある日、会議で出会った高校生リーダーにこう言われた。

「ミイってさ、自分のことミイって呼ぶから、なんか”キャラ”が立つよね。忘れられないもん」

そのとき、ミイは思った。

「あ、自分を名乗る言葉って、考えたら”武器”になるんだ」

そこからミイは、“自分をミイと呼ぶ”のを意識して使い続けた。

会議でも、学校でも、どこでも。

プロの“こどもアドバイザー”として、自分の印象を残すために。


今日も、ミイはふつうに登校する

朝のホームルーム、先生が言う。

「今度の学年レクリエーション、どうやって決めようか?」

みんながザワザワしはじめたとき、

ひとりの女の子が、するっと手をあげる。

「ミイねぇ、くじびきもいいけど、希望を聞いてみるのもアリかなって思うよ?」

その声に、クラスがスッと静かになる。

──だれも知らない。

この子が、全国会議のプロ進行役だなんて。

でも、ミイは今日も、静かに思っている。

「ミイはただ、”みんなの声”を見つけるのが好きなだけなんだよ」

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