テラーノベル
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「全く…涼太、何言ったんだよ…」
次の日、事務所を歩いていると
阿部に偶然出会ってしまう
「翔太、おはよう。どうしたの?」
渡辺から感じる気まずい空気に、不思議そうな顔をして近付いて来る
「いや…あの…昨日、その…///」
渡辺の頬が染まっている事に…気付いた阿部が、フッと笑う
「ここで立ち話も何だし…あっちに行かない?」
このまま楽屋に向かうと、メンバーが居る
その前に直接話がしたかった阿部が、誰も居ない休憩所に渡辺を誘う
「あっ…うん。それは良いけど…」
今だ緊張気味の渡辺を【可愛いなぁ…///】何て思ってしまい
慌てて、見られていないか辺りを見回す
「どうかした?」
今度は渡辺が、聞く番で…
「いや…ちょっと視線が気になっちゃって…」
誤魔化し笑うと、首を傾げる
その姿も、心をくすぐり…
諦められていない自分の気持ちに、阿部はそっと苦笑いした
「阿部ちゃん、ごめんね…全部聞いた」
宮舘から昨日の話を全て聞いた渡辺が、そう言って頭を下げる
「別に、翔太が悪い訳じゃないでしょ…。ほら、顔あげて…」
肩に触れられ、顔を上げると…至近距離に阿部の顔が
「っ…!///」
固まってしまった阿部の姿に
不思議に思って、ソッと頬に手を添えると…
「@#¥*(%@**-…///」
ますます、顔が赤くなり…言葉にならない心の声が
「阿部ちゃん…待って。大丈夫?」
心配そうに顔を覗くと、またもや至近距離に渡辺の顔
「待って。翔太…近付かないで…///」
慌てて、それを静止すると
言い方が悪かったのか、身を引いて…傷ついた様な顔になる
「違う!翔太!それは誤解!」
またもや慌てて訂正するが…
俯いて、顔を上げようとしない
「俺…もう楽屋行くね…」
そう言って立ち上がった腕を掴み
強引に、身体を抱き寄せた
「翔太、違う…俺、本当は…///」
自分の気持ちを打ち明けようと、阿部が覚悟を決めた時…
「阿部ちゃん、悪いけど…それは聞けない」
今までとは何処か違う空気をはらんだ、渡辺の声が…それを制止した
コメント
12件
ラブラブ両思い💚💙読みたいー
きゃーーーー 💚ちゃんきゅんきゅんさせられるー でも止められた😭😭😭ww