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Mintはあきなさんを祝福する
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玲奈
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コメント
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あーこれ、めっちゃヒヤヒヤした!高橋の直感鋭すぎるし、駿のキモオタ演技(笑)リアルすぎて笑ったけど、本当に正体バレそうで手に汗握ったよ。最後の先輩たちの包囲網やばくない?続きが気になりすぎて今夜眠れそうにないんだけど〜😭💦 新庄さん、絶妙なピンチの畳みかけ最高でした!
「新堂くんってさ……。マスク外すと、どんな顔してんの?」
クラスのギャル・高橋の鋭い視線が、駿の大きな白マスクを射抜く。駿の背中に、滝のような冷や汗が流れた。
「え、あ……ぼ、僕の顔なんて、ニキビだらけで、すごく汚いですよ……?」
わざと震え声を作り、猫背をこれでもかと丸める。しかし高橋は納得いかない様子で、スマホの画面――あの『青いチョーカーのイケメン・シュン』の写真を突きつけてきた。
「だってさ、この『今日好き』のシュンくん、耳の形とか、全体の雰囲気が新堂くんにちょっと似てる気がしてさー」
「な、何言ってるの、高橋さん! そんなわけないじゃん!」
そこへ、異変を察知した結衣が猛スピードで割り込んできた。
「あのシュンくんは超絶国宝級イケメンだよ!? うちのクラスの最底辺インキャの新堂くんと似てるわけないじゃん、ウケるー!」
あえてトゲのある言葉で駿を貶め、高橋の目を逸らそうとする結衣。しかし、高橋のギャルとしての直感はしぶとかった。
「えー? でも気になる。ちょっとだけでいいからマスク外してみてよ!」
高橋の細い指先が、駿のマスクの紐へと伸びる。
(終わった……! 僕の平穏な高校生活が死ぬ……!)
駿がギュッと目を瞑った、その瞬間。
「うわあああ! マスクはダメです!!」
駿は、これまでの人生で出したこともないような『ドスの効いた、変な裏返り声』を上げながら、白目を剥いて激しく咳き込み始めた。
「ごほっ! げほっ! 僕、実は……ものすごい、重度のアレルギーと、顔にものすごい大っきいおできが出来てて……! 見たら、本当に夢に出てくるレベルで呪われますよぉぉ!!」
迫真のキモオタ演技(+変な声)。これには高橋も一瞬でドン引きし、伸ばした手をサッと引っ込めた。
「うわっ、引くわ……。ごめん、もういい。絶対に同一人物なわけないね、キモっ」
高橋はフンと鼻を鳴らし、スマホをいじりながら去っていった。遠ざかる背中を見送りながら、駿と結衣は同時に長いため息を吐き、その場にへなへなと崩れ落ちた。
「……死ぬかと思った」
「あんたの今の演技、ちょっとリアルすぎて私まで引いたわよ……。でも、ナイス根性!」
ギリギリのところで正体バレを回避した2人。しかし、本当の地獄はここからだった。翌日。学校に着くと、廊下も教室も、昨日とは比べ物にならないほどの怒号と歓声で満ち溢れていた。
「おい! マジでこの学校に『今日好きのシュン』がいるらしいぞ!?」
「先輩たちが色んなクラスの男子のマスク外して回ってるって!」
ネットの特定班により、シュンの通う高校がこの『私立青葉高校』であることが完全に特定されてしまったのだ。
「シュンくんはどこ!? 出てきて!」
廊下には他クラスの女子生徒や、上の学年の先輩たちが押し寄せ、ちょっとでも雰囲気の良さそうな男子生徒を見つけては、片っ端からマスクを外させる「強制素顔チェック」が始まっていた。
「新堂くん、ヤバいよ……! これ、時間の問題だよ!」
結衣が青ざめた顔で駿の席に駆け寄ってくる。学校中が血眼になって『シュン』を探している。この包囲網の中で、駿がいつまでも逃げ切れる保証はなかった。その時、教室の前のドアがガラガラと激しく開いた。
「失礼しまーす! 1組の男子、全員一回マスク外して顔見せて!」
入ってきたのは、学校でも有名な派手な女子の先輩たちだった。その鋭い視線が、クラスの男子たちを一人ずつ品定めしていく。そして、クラスの隅でガタガタと震えている、ひときわ怪しい『インキャ偽装スタイル』の駿の前で、先輩たちの足がピタリと止まった。
「ちょっと、そこの暗そうな君。……マスク、外しなさい」
学校中を巻き込んだ『シュン探し』の大嵐。絶対絶命の包囲網の中、駿は今度こそ、その国宝級の素顔を全校生徒の前に晒してしまうのか――!?