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一
付き合ってからは、結構充実した学校生活だった。
僕たち二人は仲よかったし、何も不自由なんて無かった。
ニ
時は突然訪れた。
彼女にLINEをしても返ってこないのだ。
既読すら付かない…
三
心配に思い、直接家に行った。
僕はインターホンを押した。
「ピンポーン」
「こんにちは、○○さんの彼氏です」
「○○さん居ますか?」
数分して中からお母さんが出てきた。
「彼氏なんだって?」
「そうです」
「いつも、○○と仲よくしてくれて、
ありがとう」
話題を出した。
「○○さんは、今家に居ますか?」
お母さんは深刻そうな顔をして言った。
「実は…」
「○○ちゃんがね、失踪したのよ」
え……
その言葉に僕は固まった。
四
あんなに明るかったのに。
あんなに元気だったのに。
どうして急に居なくなっちゃうの。
ねえ、どうして
ねえ、どうして
ねえ、どうして
せっかく、反リアを辞めたのに。
せっかく、付き合ったのに。