何となく頭に浮かんだ。
ばぁう:はぁ、なんで俺がそまの家行かなくちゃなんだよ
めんどくせ〜。
ばぁう:おいそま来たぞ開けろ!
そうま:あれ、早かったね
ばぁう:うるさい。早く入れろ
そうま:はい、どーぞ。
リビングに着くと、
暗い表情したてるとにまひと
煙草を口にくわえてるしゆん
俺の背後にいるそうま。
ただ事じゃないことは、俺にでも分かった。
ばぁう:で、話ってなに?
しゆん:誰が話す、?
そうま:なぁ、ばぁう
いつもと違う優しくないそまの声に俺はびっくりした。
ばぁう:な…なに、?
そうま:これ、お前のアカウント?
そまから見せられた画面には
メンバーの悪口が書かれてて
名前がVだったからこいつらは俺だと思ってるのかわかんないけど俺はずっと混乱することしか出来なかった。
ばぁう:え、なにこれ
しゆん:もういいって、正直に言えよ
ばぁう:違う、俺こんなこと言わないよ、?
しゆん:じゃぁ、なんでメンバーしか知らない
裏話をこいつはあげてんの?
ばぁう:知らないってば、
まひと:ばぁうくん、ほんとに違うの、?
てると:でも、ばぁうくんの悪口はこの人言ってないしごめんだけど、ばぁうとしか思えない。
ばぁう:なんで、てるちゃんまで、、
なんで、俺なの?
どんなに俺だって言われても俺じゃないし、
ほんと、最悪。
しゆん:ねー、ばうちゃん早く話せよ
時間もったいないの分かんない?
そうま:ちょ、そんな言い方はないじゃん
まひと:じゃぁ、もうばぁうくんのアカウント見せてもらえばいいじゃん
しゆん:確かに、それだまひと
しゆんは無言のまま俺を睨みつけて
早く見せろと言ってるのを感じ取った。
ばぁう:はい、
しゆん:…笑、お前じゃんやっぱ
ばぁう:は、?そんなはずないって
しゆん:ほら、見ろよ
確かに、アカウント一覧に見覚えのある
Vがあった。
でも、ほんとに作った記憶がないのに、なんで、?
てると:え、ほんとにばぁうくんだったの、
ばぁう:違う!
しゆん:お前がどんだけ否定したって
ここに証拠はあるんだよ
ばぁう:でも、
そうま:ばぁう、
少しでも期待した俺が馬鹿だった、。
そまのほうを見ると俺を軽蔑するような目をしていた。
なんで俺じゃないのに。
なんで俺がこんな目に遭わなきゃいけないの?
ほんと、最悪。
昔虐められてたことがフラッシュバックするように
俺は、目から涙が止まらなくって
ぶつけることの出来ない怒りを
すぐ側にあったカッターを手に
自分にぶつける為に、
思いっきり振りかざした瞬間
叫ぶ声、止める声、全部が俺への怒りとして
耳に入ってきて
早く死ななきゃ、生きてちゃ駄目って
みんなが言うから、お望み通り死ぬために
そまには迷惑かかるけど、
死ねって言ってるのはそっちだから、
飛び降りるね。
数ヶ月後
あの日ばぁうは飛び降りた。
俺たちの前で笑みを浮かべながら
なんの躊躇いもなく宙に浮かんだばぁうを見た。
結局あの後救急車で運ばれたけど
頭を強く打ったため、目覚める可能性は低く
山場は1週間ぐらいと言われた。
確かに、ばぁうの言う通り俺じゃなかったのかもしれない。
前にばぁうから
たまに違う俺が出てくると相談を受けたことを思い出したんだ。
もっと親身になってたら良かったのかな。