テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
kntside_
プレイの時は優しくする。あの日以来そうしてきた僕の中で、 抑えられないほどの愛情が溜まっていた事に気づいた。
このままだと最初の失態を犯すことになりそうだから、思わず家を飛び出した。
その後は何の連絡もなく、超ヴォルタの収録日になった。
knt「おはざいまーす」
周りを見るとセラとアキラは既に揃っていた。
srh「おはよー奏斗にしては遅かったね笑」
akr「もう1人は遅刻のようですが」
hbr「ガチすんません、おはよぉござぃます、」
akr「始めましょうか」
カメラを向けられ僕と雲雀はいつも通り話していた…はずだった。
knt「この前さぁーーーー!」
srh「雲雀もそんなことしてなかったっけ?笑」
hbr「ぇ、あぁ、今何て?」
knt「え、だからこの前の話」
hbr「ああ、んね!あったあった」
なんだか雲雀の様子がおかしい。気まずさとは違う何か。
staff「一旦休憩入りま〜す 」
hbr「っ俺ちょいトイレいってくる」
knt「…僕も。 行こ雲雀」
hbr「あ、ぅん」
収録場所から出ると雲雀の腕を掴む。
hbr「…どったん?」
話したい事は色々あった。でもまず最優先なのは体調不良を隠している雲雀だ。
knt「体調悪いでしょ」
hbr「ッ…」
knt「休憩室行くよ」
hbr「いいから、離してッ」
いつもなら振り解けるくらいの強さ。この時点で力すら入らない程の辛さだと確信し、雲雀を無理矢理引っ張って休憩室のベットに寝かせる。
knt「ちゃんと髪の毛とか乾かして寝てんの? 雲雀乾かさないとすぐ風邪ひくんだから 」
hbr「奏斗」
俯いている雲雀から、考えられないほどの小さい声で名前を呼ばれるとベットに雫が溢れた。
hbr「奏斗が出てってからずっと考えてて」
knt「ごめん」
数日ぶりに話せた安心感か、雲雀は僕の肩に頭を預けてくる。
hbr「いなくならんで欲しぃ」
knt「僕のこと考えてて熱?」
hbr「ぅ…ん」
knt「何それ」
knt「僕のことめちゃくちゃ好きだって言ってる?」
赤面涙目の雲雀を見て、逃げ出した僕が恥ずかしくなる。風邪が治ったら全部話そう_そう思った。
knt「顔真っ赤」
hbr「熱のせいだし…//そんな近いとうつるからなっ」
knt「そー?でも好きってのは否定しないんだ」
hbr「好きだよ…奏斗は違うん?」
knt「ッ!?ごめん、僕も大好き」
熱で頭がやられているのか、また泣き始めてしまった雲雀にキスを落とす。
knt「今日はこれでカンベンして/」
hbr「んっ!」
きっともっと好きになっていく。眠たそうに僕を見つめる蜂蜜色の瞳が閉じるまで、僕は側で手を握っていた。
りん
29,208
5,394
45
コメント
2件
あぁ好きです てぇてぇすぎます 2人まとめて食べちゃいたい
第6話「仲直り」、読み終わりました…っ! 雲雀くん、風邪ひいてるのに隠してるところがもう切なくて。奏斗くんが「僕のこと考えてて熱?」って言うシーン、ちょっとずるいけど優しさがにじんでて好きだなあ。最後にキスして手を握ってる場面、すごく温かかったです。お互いの「好き」がちゃんと届いてホッとしました🌙 次も楽しみにしてますね!