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???「瑠璃兄と小春とお出かけ……うふふっ」
「海音」は「瑠璃人」と「小春」と一緒に出かけようとしていた。その準備をしている。
海音「そうだ!小春から前にも貰ったピンを付けてこ」
海音は桜模様のピンをつけて早速出かけた。
海音「早く行ってと……」
海音は歩く。
海音「もう先着いてるかな」
ウィーーーーン!!!!ガシャッ
海音「え」
瑠璃人「何でお前と出かけなきゃいけないんだよ」
小春「すみません……でも海音は瑠璃人さんとも出かけたいと想っているはずなので、だから瑠璃人さんを誘ったのかと。」
瑠璃人「でもよぉ……お前らのデレデレを何でみなくちゃいけないんだ……」
小春「はははは……それにしても遅いですね。いつもならおれより早くに来てるのに」
瑠璃人「あいつが待ち合わせ時間を破るのは珍しいな」
それから一時間後
瑠璃人「…………何かあったのか……」
小春「さっきから連絡してるんですが……出ませんね……」
瑠璃人「よし。オレは一旦家に帰る。お母さんに聴きたいことがあるから」
小春「じゃあおれは海音が行きそうなところを探ってみます」
瑠璃人「分かった」
瑠璃人は家に帰り、小春は海音を探索した。
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瑠璃人「お母さん!!!!」
「?、どうしたの。瑠璃人」
瑠璃人「海音がもしかしたら行方不明なんだ。どこに行ってるのかとか、何でいなくなったのかとか知らねぇか?」
「海音が行方不明……もしかして……」
瑠璃人「何か知ってるのか?!」
「海音のお母さんが……」
瑠璃人「海音の……母親……?」
「えぇ。つい最近。接近禁止命令が解除されて、海音のお母さんが警察から一時的に自由の身になったの。もしかしたら海音のお母さんに誘拐されたのかも……」
瑠璃人「そ、そんなことまでするのか……?」
「海音のお母さんは、自分の思い通りにいかないと思い通りにいかせなかった人を徹底的に潰しにかかる恨み深い人なの。海音は自分に反抗したからって言ってきっととても恨んでるはずよ」
瑠璃人「そんな……」
「でも、あの女に協力する者はこの家にはもう居ない。つまり、もう海音に矯正するようなことはできないはずよ。できるとしたらどこかに閉じ込めてるとか……かしら?何にせよあの女の住処にいる可能性があるわ」
瑠璃人「……!、分かった!ありがとう。お母さん」
瑠璃人は急いで家を出ようとする。
「ちょっと待ちなさい」
瑠璃人「?、何だよ」
「独りで行くのは危険よ。あなたが最も強いと想ってる人を連れていきなさい。私はあなたを信じてる。信じたあなたの信じてる人ならきっと役に立つはずよ」
瑠璃人「オレが最も強いと想ってる人……」
瑠璃人はしばらく考えると……
瑠璃人「分かった。連絡してみる」
「…………あなたと海音。ちゃんと無事に帰って来て」
瑠璃人「……分かった」
果たして、海音をみつけ出すことが出来るのか……?
【続く】