side渡辺
「なべ?」
「ん〜?」
「好きだよ」
「ん」
「相変わらず言ってくれないねぇ笑」
「わかってんだろ」
「そーだけどさー笑」
そっけないのなんて自分でも分かってるけど、恥ずかしくってなかなか言葉になんてできない
「あ、そだ!なべ、こっち向いて?」
「んー?なに…っん」 (あ、やば…)
何かを思いついた風な言い方に、 思わずふっかの方を向けば唇を塞がれた
「ちょっ、んっ、、まって、、ん」
「んー?笑 待たない笑」
ふっかは優しい優しいキスをする
俺はいつだってその心地よさに全身から力が抜けてしまう
俺を見る瞳が、名前を呼ぶ声が、肌に触れる手が、慈しむようなその口付けが、
全てが泣きたくなるほど柔らかくて優しくて、その甘さに浸りきって思考が溶かされていってしまう
「んぅう〜…」
「かぁいいねぇ」
「……ん、はぁ…」
「好きだよ、しょーた」
「っあ、ん…」
「かーわい、あいしてる」
理性がどんどんと溶かされて、次第にするすると自分の気持ちが素直に言葉に乗る
「ふっ、か、、ぁん…」
「んー?」
「んぁ、、おれ、も、、っふ」
「うーん?」
「お、れもっ、す、きっ、、ん、」
「ふふ、うん、ありがと笑」
「んぅ、あ、もっ、と、、」
「どっちを?」
「っん、すきって、ん、いって」
「ん、だいすき」
俺がふっかのキスに弱いのを、こいつは多分わかっていて、それが少し腹立たしい
コメント
5件
なべ受け作家さんって、結局なべそのものは透明になっていきますよね。 個々のメンバーの良さが引き立ってくる🥹今日全部読みます〜!