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ド○キで買い物中、無口で無愛想な息子が突然立ち止まって。
【ママ、これ欲しい】
と指さしたのは6万円のG-SHOCKだった。息子は誕生日も、
【別にいらない】
と言って気を使っているのかな?と思いつつ、いつも財布やくつをプレゼントしてたけど。まさかこんな高価な物をねだられると思ってなくて、
【それじゃ、今度の〇〇の誕生日の時でいい?】
と聞くと息子は黙って頷いた。それからアルバイトや副業を増やしなんとかお金を工面して誕生日に息子にプレゼントすると、
【ありがと】
とそっけない態度。でも寝るときもお風呂の時もいつもつけてて、さすがに学校に着けて行こうとしたときは止めたけど、こんなに使ってくれるなら頑張ってよかったなと思ってた。
あれから十五年。久しぶりに帰省した息子と一緒にお酒を飲んでて、
【そういえばなんであの時計が欲しかったの?】
と聞くと、酔ってる息子がもっと顔を赤くしながら、
【だって、母さんの腕時計と似てただろ。なんかおそろいの物が欲しくて、つい口走っちゃったんだよねw…でも、高かったよね】
と言ってくれて、私は涙が止まらなかった。実はこの時計は、亡き夫が最後に私にプレゼントしてくれた物で、正直あまり好きではなかった。でも、忘れられなくて着けてたけど、今は大好きな時計に変わりました。
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♡92誠にありがとうございます!面白いのかは不安ですが、もっと頑張ります。いやー、4話ですね。リクエストあったら言ってくださいね。では、おつ🐼!