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まだ、まだ帰ってこない。

「は、早っ…く帰ってき、てくれよぉ…」

俺はずっとあいつが帰ってくることだけを考えていた。

「い、イくっ…!んぁ…!」

3時間ぶっ続けでやっている。俺の意識ももう限界だった。眠い、疲れた。

ガチャ──。

むわっとした部屋に扉が開く音が響いた。

「あっ…、お、お前…!」

俺はこいつに飛びつこうとしたが脚に力が入らなくて転んでしまった。

部屋に大量に飛び散ったドロドロした透明の液体と白い液体。

遊び散らかっている玩具たち。玩具にも先程言った液体がドロドロについている。

「んぐっ、んぁ…、んっ…」

疲れて朦朧としている意識を必死に繋ぎ止める。

『お、お兄さん…』

前から思ってたんだが何故俺の方が年下なのにお兄さんというのだろう。

『お兄さん、ずっと見てたよ。可愛いし、いきなり女みたいな遊び方をし始めるし…』

「んふぅ…、」

痙攣している。無理をしてしまったのか。

こいつは終始全部見ていた、らしい。

『辛かったね。寂しかったね』

俺の思いは全て伝わったらしい。寂しかった。涙が出るほど。1人が怖かった。

「ひ、1人…寂しいよぉ…」

また俺は泣いてしまった。二十歳の大人が。みっともない。

『大丈夫だよ』

こいつは俺を優しく抱きしめてくれた。

優しく、ぎゅっと。

それから敏感になっている俺を触って2人の快楽の時間の始まりとなった。

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