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Kn視点
走って
走って
走って…
たどりついたのはあの思い出の場所
桜が綺麗な河川敷
近くの桜の木の近くに腰を下ろした
涙をながしながら
桜の花びらが舞っていくのを見てた
もう…
彼なんて忘れてしまおうか…
覚えていても辛いだけなのではないか?
また過去を思い返す…
なぜか、また涙が溢れてくる
彼といた日々がとても楽しかった
あの笑顔を忘れることはできない…
だろうな…
また顔を伏せる
「はぁ…はぁ……Knさん!!」
後ろのほうから声がした
…彼だった
彼は少し離れたところから俺を呼んでいた
Br「キ…Knさん! ぼっ僕が…悪かった」
「僕が勝手に決めて、Knさんの気持ちも何も考えずに自分ばっかり考えて、ちゃ…ちゃんと話し合って決めるべきだったのに……」
「僕がそのへんまで考えていなかったせいで………Knさんに悲しい思いさせたし、申し訳ないことした」
「かっ…簡単に許されるとは思ってないし…も…もう会いたくもないと思うけど…」
「これだけは言わせてほしい」
「本当にごめんなさい」
彼は俺に向かって深々と頭を下げた
彼はそれを言いに走り回ったのだろう
まだ肩を震わせている
正直、何を返せばいいのか…わからない
そう…言葉を考えていると
Br「…本当にごめんね、Knさん」
「ただ謝りたかったんだ……これも自分勝手な行動だけど…」
「謝らずにこれから過ごしていくことは、多分… 後悔する気がするから」
「……じゃ、行くね」
ふらっと来たほうを向いて歩きだそうとしてる
彼が…行ってしまう
本当にそれでいいのか…
このままさよなら…でも…
『まっ…』
バタンッ…!!
声をかけて引き止めようとした瞬間
彼は倒れていた
『ッ……、Br!!!』