「ここが……境界……」
綺麗……と、うっとりとした表情を浮かべながら彼女は境界へ足を踏み入れる。
すると、少し水しぶきが飛ぶ。
の瞬間、亡霊たちがこちらを向く。
そして……あの、うん。
「あんらぁ!!!いらっしゃい、新入りさんね!!」
「ん?今回は随分と若いんだなぁ、神王様?」
「若い子はいつも領域の方にとどまっちまうか、幽霊になるかだからな!若い子が来るのは久しぶりだ!おじさん嬉しい!」
「ちょっと岩さん!変なことしたら神王様に言って消してもらうからね!」
「怖いこと言うなよ〜富さん」
「……あ、えと……」
「……賑やか、だよね。うん、俺もそう思う()」
「賑やかというか……もうぼく帰っていい?だるい」
「まぁまぁ、言ってやるな。るいもにこりも、ここに来たのは久方ぶりじゃろ?少し話でもしたらどうよ」
「あら!るいちゃんにこりちゃん!おいでおいでー!」
「え、あ、ちょま……ぁぁぁぁぁあ」
「おっ、俺らは行ってくるからがんばれみずちゃんー!」
「ぼくは残るからなぁァァァァ!!!意地でもぉぉおおおお」
「裏切んなよ!!!くそるい!!!うぁぁぁぁぁ」
てことで、なんとか亡霊集団からぼくだけ抜け出した。
あいつらほんとに亡霊だよな???
コメント
8件
うっひょお(?)もっとそこ行きたくなった☆
すごいですね! ノベルが書けるなんて… (僕ですか?(←聞いてない)僕は一応書けますが全然ダメです)