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赤ちゃんの鳴き声が聞こえた猫達は喜んだ

「猫!、産まれたぞ!!」

「わ、、分かってるよ!、、、」

「未来よ、、」

「元気な鳴き声だぜ!」

そう環達が喜んで居ると中から何やら騒がしい音と同時に未来の名前を大声で呼ぶ声が聞こえた

「え?、、中で何が、、?」

「未来に何かあったのか?、、」

環達がそう困惑していると中から明が出てきて切羽詰まった顔をしている

「明さん?、、未来に何か合ったんですか、、」

と環が聞くと明はこう言った

「未来ちゃんが出血多くしてて、このままだと命に関わる、今すぐ陸くんを連れてきて欲しい!」

明がそう言うと猫は明の横を通って中へ入って行った

中へ入ると顔が真っ青の未来が看護師達に囲まれている光景が広がっていた

「未来!!!」

猫は未来の元へ駆け寄り、手を握った

しかし、握った手は冷たく、動きもしなかった

「嘘だろ、、未来、、しっかりしろ!」

猫は未来に声を駆け続けていると陸がやって来て、ベッドで倒れている未来を見て嘘だろ!と言う

そして、陸の声を聞いた猫は陸に未来の事を言う

「!、陸!、未来が!」

「分かってる!、明さん!、俺の血を早く!!!」

陸はそう明に言うと看護師が陸を椅子に座らせ血を抜いた

数分後、陸から抜いた血を未来へと注入した

「た、、環さ、、」

「陸、血を抜いたんだ少し横になった方が良い、大丈夫、未来を信じるんだ」

環はそう言って陸をソファーで寝かせると未来の手を掴んでいる猫を見て明にこう言った

「明さん、、猫を未来の側に置かせてくれませんか、、お願いします」

「勿論、良いよ」

そう明が言うと環は猫の頭に手を置きこう言う

「信じるんだ、未来を」

猫はそう環の言葉に頷き、妻の目覚めを待った


???

未来

「あれ?、、此処は何処?、、」

未来が目を覚ますとそこは何処かの駅乗り場だった

未来

「確か、、未来、、陣痛来て、、赤ちゃんの事見てから、、記憶がない、、」

と未来は思い出そうとするが遠くから電車の走ってくる音が聞こえ、徐々にその音が近付いてくる

そして、その音が大きく聞こえるようになると電車が姿を現し、未来の目の前で止まりドアが開いた

未来

「乗れってこと?、、」

未来はそう思い足を電車に入れようとした時

???

「君、それ乗ったら二度と夫と子どもに会えないよ」

と後ろから若い声でそう言うわれた

未来は後ろを振り返るとそこには白い着物を着ており、白い狐面を顔にしている青年が立っていた

未来

「貴方、、は、、」

「俺は杖、この駅のまぁ、番人的な存在だ」

未来

「杖さん、、この電車に乗ったら、、猫さん達に二度と会えないってどういう事なの?それと此処は、、」

そう未来が杖に聞くと杖は此処の説明をした

「此処はあの世とこの世の境にある駅さ、あれを見なよ」

杖はそう言うと駅名を指差す

未来

「怪、転、霊、地、、駅?」

「ここの駅、結構止まる場所でな、その電車は乗った人の行く先へ止まるのさ」

杖はそう説明をすると未来にこう聞いた

「お前、このままこの電車乗ったら二度と夫達、、大切な人達に会えないが、、良いのか?」

未来

「それは困るよ!、まだ猫さん達と、、赤ちゃんと居たいよ、、どうすれば猫さん達のところに戻れるの?」

と未来は杖に聞くと杖は答えた

「戻るのは簡単だ、あの階段を降りて行けば元の場所へ戻れるぞ」

そう杖は階段がある場所を指差し言うと未来は階段の場所へ向かい、杖にお礼を言う

未来

「杖さん、ありがとう」

「良いの良いの、俺の役目だからね」

未来

「じゃあ、さようなら」

と未来は言って階段を降りて行くとそこには一つのドアがあり未来はそれを開けて中へ入ろうと足を踏み入れるた時、耳元で杖の声が聞こえた

『環達によろしくな』

そして、その声が聞こえたと同時に未来は光に包まれた

未来が次目覚め覚ました時、そこは病室のベッドだった

未来

「こ、、こは、、、」

未来

「病室、、、」

未来はそう言って周りを見ると隣に自分の手を強く握って目を閉じている夫、猫がいた

未来

「ね、、猫さん?、、」

と未来が猫の名前を呼ぶと猫は顔を上げた

「!、未来!、良かった!!目が覚めたんだな!」

未来

「う、うん、、って猫さん泣いてる、、」

未来はそう言うと手で猫の涙を拭く

「お前が、、目、、覚まさねぇーからだろうが、、」

未来

「ごめんね、、心配かけて、、」

「たく、、」

そう猫は言ったあとナースコールを鳴らし、未来が目を覚ました事を伝えると直ぐに環達と陸達がやって来た

ガラ!

環達、陸達

「未来!!!」

未来

「環お兄ちゃん達、、心配かけてごめんね、、」

ハルヒ

「良いんだよ!、未来が無事なら!」

「本当心配したんだから!」

「二度と起きないって思ったよ!」

未来

「本当にごめんなさい、、って、、お兄ちゃん泣かないでよ」

「グズ、、う、うるせぇ!、な、泣いてなんか、、グズ」

「泣いてない事にしてやろうぜ、未来」

未来

「うん、そうする」

そう皆で話していると未来が赤ちゃんの事を思い出し、猫に聞いた

未来

「猫さん!、赤ちゃんは!?」

「ガキなら、お前の横で寝てるぜ」

と猫は未来の隣にある小さな箱の中にいる赤子、、息子を取り出し未来に渡した

未来

「ふふ、猫耳ある、猫さんに似てるね」

「まぁ、、そうだな、、」

二人はそう息子を見て言っていると鏡夜がこの子の名前をどうするのかと聞くと未来は答えた

未来

「この子の名前なら、鏡夜お兄ちゃん達もう知ってるでしょう?」

ハニー

「確かにそうだけど、聞きたいんだよ」

「一生の名前だからな」

そう環が言うと未来は確かにねと言ったあと名前を言った

未来

「この子の名前は、、」

未来

「ミネ、、未来の用に優しいく、猫さんの用に強い子になって欲しいかな、、」

と未来が息子、ミネに言うとミネは嬉しそうに笑った

続く

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