【笑顔の裏】
青病み
ニコッ
青「よしッ…」
俺は今日も自然な笑顔を作る
ガチャッ
白「まろちゃーん?」
青「ん?どうしたん?」
白「ご飯できたでッ!」
青「やったーッ!あにきのご飯だーッ!」ニコッ
白「ッ…」
青「初兎は行かへんの?」
白「あッ…行くでッ!」
青「みんなおはよーッ!」ニコニコ
桃「まろおはよ!」
笑顔を作らないと
俺の取り柄が無くなる
黒「朝ごはん出来たでーッ!」
青「やったぁッ!あにきの朝ご飯だッ!」ニコッ
ずっとこんな日々が続くと思った
だけど……ある日…その日々は壊れた
青「おはよーッ!」
ニコッ
バチンッ
青「いッ”…」
「えッ?どうしたのッ…?」ニコッ
桃「いっつもケラケラ笑いやがって」
青「ないこッ?」ニコッ
黒「まだ分からへんやんッ」
白「そうやでッ!まだまろちゃんがやったって分からへんやんッ!」
赤「でもッ…あれを見たらもう庇いきれないよッ!」
水「If君がリスナーさんに手を出すと思うのッ!?」
青「はぁッ?俺がリスナーさんに手を出すわけないやろ?」ニコッ
桃「もういいッ…失望したッ…」
「まろなんかッ…いやッ…Ifなんかッ」
青「……!」
「ごめん俺…部屋に行くッ…」
ガチャッバタンッ
青「俺がッ…いれいすに入ったのはッ…間違いやったんッ?」
「あ……れ…笑顔がッ…作れないッ…」
「なんでッ…作らなきゃッ…作らなきゃなのにッ」
「口角がッ…上がらへんッ…」
コンコンッ…
白「入るでッ?」
ガチャッ
青「笑顔ッ……作らなッ…」
白「まろちゃんッ!」
青「あ、初兎ッ…どうしたんッ?」ニコッ…
白「作り笑い…バレバレやでッ」
青「はぁッ?作り笑いッ?何の話をしよるんッ?」
白「まろちゃんッ…ちゃんと笑ってやッ」ポロッ
青「初兎ッ…俺はちゃんと笑えてるでッ?」
白「いやッ…笑えてへんッ…」
「お願いやからッ…」
青「初兎には…なんでもわかるんやな」
「俺はお前らと違って本当の笑うが分からへんのよ」
「やからッ…笑顔を作った…自分の取り柄がなくなる前にな」
白「ッ…!!」
「まろちゃんはほんまに笑いたいって思いよるん?」
青「思っとる…やけどッ”!笑えへんのよッ”!」
「何も分からへんからッ”!お前らが笑顔を届けるとか言ってッ”!一番身内な人に届けれてへんやんッ”!このッ”…」
白「ッ……まろちゃんやって勝手に笑って無いだけやろッ”!?俺らはまろちゃんと違って努力してんねんッ”!ほんまに笑う努力をしてへんやつに言われたくないわッ”!」
青「笑う努力しよるやんッ”!」
ベチンッ”ッ”!
青「いッ”…」
白「作り笑いが努力って言うんかッ”!?ちゃうやろッ”!あほなんッ”!?そんなんやったら相談すればええやんッ”!」
青「相談出来ひんのよッ”!気づかんお前らも悪いやろッ”!?」
白「今気づいとるけ言いよるやんッ”!相談出来ひんのはまろちゃんの勇気が無いだけやろッ”!?」
青「ッ”!?」
そこからも激しい口論が交わされた
白「もぉええわッ”…失望したッ”」
ガチャッバタンッ
青「ぁッ…」
「……」
喧嘩の為ぐちゃぐちゃになった部屋の中で1人になった
青「……生きてる意味ってあるんかな」
無意識にすらっと出た言葉
青「口角……上がるわけ無いよなッ…」
もう、ほんまに笑顔…作れんくなったな
チラッ…
集合写真や…
この時はほんまに笑えてたんかな
くだらん…
ガシャンッ
青「……」
俺はリビングに行く事にした
青「いれいすに入ったんは間違いやったんやな…」
ガチャッ
青「ぁ……」
黒「まろッ?」
青「……ごめんなさい…」
スタスタッ
黒「ッ……」
ガチャッ
桃「なに…」
工作用に置いてある6本のカッター
俺は青色のカッターをとった
自傷行為の為に
ガシッ
桃「何の為に持っていくの」
「言うのがルールだよね」
俺はあいつに問う
桃「……!!」
顔を見ると右頬は赤くなり
目に光など無かった
前髪もボサボサで壊れた人形の様だった
まろの回答はすぐにわかった
青「自傷行為の為やけど」
顔をまろが上げる
いつもとは違って笑ってなかった
青「もうええやろ…離せよ」
カチカチカチ
ザシュッ!
その瞬間まろに腕を切られた
桃「いッ”!?」
赤「ない君ッ、!」
「何切りつけてんのッ?」
青「……」
もう何も分からへん
どうでもいい
俺が持ってるカッターは無意識に自分の首に当ててあった
これで死ねるかな
なんて事も考え出した
桃「まろッ!ダメッ”!」
水「Ifくッ”!」
ガシッ
青「邪魔…せんでや……」
黒「ッ……」
青「いらん存在って…一番分かっとるんよ……」
「やから…もう………消えてしまいたいんよ……」
「笑顔も…作れんくなったし…取り柄が……」
「無いんやからさ……」
黒「……」
グイッ
黒「笑顔なんか作らんでも……まろの取り柄は沢山ある」
青「……」
「離…せよ……」
バッ
青「もうッ…ええからッ…」
バタッ
パチッ
青「あ……れッ…?」
ギュッ
白「ごめんッ”!」
青「しょ……うッ?」
白「まさかッ…ここまでなるとは思わんくてッ」
青「…ふははッw…」
白「ッ!!今ッ……」
「笑ったやんなッ!?」
青「ッ……!?」
今のが笑うって言う感情なんッ?
なんやろッ心がぽかぽかする
楽しいなぁッ…
青「ありがとうなッ!」ニコッ
白「これこそッ…まろちゃんの笑顔やッ!」
黒「良かったな」
桃「そうだね」
赤「まろってあんな風に笑うんだね」
水「この笑いの方がIf君にあってるねッ!」
桃「まぁあれが本当の笑顔だからね」
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
この連載(?)好評でめっちゃ嬉しいです😭
1話とか観覧数500以上ですからね
過去最高かも…これでいいね数1000行きたいなぁ
頑張ります!まだまだ書きだめしてるので見守ってください!
じゃね!
コメント
3件
🐇ちゃんが「ここまでなるとは思わんくて」って言ってたから冤罪かけられたらドッキリみたいなのをやったのかなって思ったけど、それで叩いたり本気で喧嘩したりはないのか?って思ってて本当にデマが流れて喧嘩になったんですか?🍣🦁がバッタリ会った時の対応が優しくなってるのもあってめっちゃ悩んでますww