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さくら(皇千ト君最推し)
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コメント
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第4話、読み終わりました!左手と右手の掛け合い、本当に絶妙ですね。身体の部位が別人格として動く設定、しかも双子の不穏な会話が「切っても切り離せない」というところに世界観の深みを感じます。あと、リンゴの皮むきで千トを慰める儀式、細かいけど「こういう関係性なんだ」とグッと来ました。続きが気になります!
主でーすもう疲れたよーーーーーと言いながらめっちゃ書いてますではどうぞ
第4話
「……さて。邪魔者は片付きましたね」わずか数分後。コンテナの中には、ピクリとも動かなくなった男たちの山ができていた。右手はポケットから清潔なウェットティッシュを取り出し、付着したわずかな返り血を丁寧に拭い取っている。「さすが兄貴。相変わらず引くほど強いねえ」左手が感心したように言うと、右手がその元へ歩み寄り、ポケットから取り出したナイフで、左手を縛っていたワイヤーを一瞬で断ち切った。自由になった左手は、痛む身体をさすりながら立ち上がる。「あーあ、全身ボロボロ。しばらくプログラミングはお休みかな。千ト、僕の看病、ちゃんとしてよね?」「もう! 左手君ってば、あんなに危ない目に遭ったのに全然反省してない! 僕、本当に心配したんだからね!」千トがぷんぷんと怒りながらも、左手の無事を確かめるように近寄ってくる。左手はそんな千トを見てニヤリと笑うと、上着のポケットから、いつの間にか持ち出していた小振りのリンゴ(男たちの食料だったものだろう)を一つ、手に入れた。「千ト、そんなに怒らないでよ。ほら、お詫び」左手は手慣れた手つきでナイフを躍らせると、リンゴの皮を、まるで芸術品のように極限まで薄く、一枚の帯のように剥いてみせた。そして、瑞々しい果肉をナイフの先端に刺し、千トの口元へ差し出す。「はい、あーん。泣き虫な名探偵さんには、甘いものが必要でしょ?」「あ……。も、もう、左手君がそこまで言うなら、食べてあげるけど……」千トは照れくさそうに、ナイフの先のリンゴをサクリと齧った。その様子を、左手は満足そうに眺めている。これが、左手が千トを慰める時の、いつもの独特な儀式だった。それを見ていた右手は、ふぅ、と小さくため息をつく。「左手。今回は千トに余計な心労をかけましたね。事務所に戻ったら、あなたには徹底的に反省文を書いてもらいます。もちろん、食事の準備の雑用もすべて、あなたの仕事です」「えー、兄貴は厳しいなあ。地獄に堕ちるなら二人揃って、っていつも言ってるじゃん」「私は、あなたのような出来損ないと地獄の席を並べるつもりはありません。天国へは別々に行きましょう、と言ったはずです」二人の双子の不穏で、けれど切っても切り離せない会話がコンテナに響く。「さあ、千ト、左手。こんな汚らわしい場所からは早くおさらばしましょう。私の淹れた紅茶で、汚れた空気を洗い流す必要があります」「うん! 右手の紅茶、早く飲みたい!」「僕、アイスクリームも追加で。もちろん右手の奢りでね」夕暮れ時のTOKYO CITY。不協和音を奏でながらも、決して壊れることのない「フクロウの家族」は、影を長く伸ばしながら、自分たちの根城へと帰っていくのだった。
お.わ.り.で.す!