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気がついた時には、オーターは何も無い真っ白な空間に一人で立っていた。


「ここは、一体。」


キョロキョロと辺りを見回していると、


『やあ、よく来たね。選ばれし者よ。』

「・・・!」


いつの間にそこにあったのか、オーターの目の前に立派な一本の大樹があった。


(どうやら今の声の主はこの大樹のようですね。)


「貴方は一体。ここはどこですか?」

『私は君達の世界を支える者。そうだね、世界樹とでも呼んでくれて構わない。そしてここは次元の狭間だ。』

「何故そのような場所に私を?」

『先程言った通り私は魔法界を支えている。だが、以前から少しずつ私の力が衰え始めている。このままいけば魔法界全体のバランスが崩れ、近い未来魔法界は崩壊してしまうだろう。それだけは避けたい。そこで、君だ。』

「・・・私?」

『そう。君は魔人族をも圧倒する程の強力な魔力を秘めている。そんな君と私が一つになれば、力も安定し魔法界の均衡も保たれ崩壊を防ぐ事が出来るだろう。』


(私とこの大樹が一つに?)


「貴方様が何故、私をこの場にお呼びになられたのかは分かりました。ですが。」

『ん?』

「一つに。それはつまり、私に貴方様の生贄になれと・・・そういう事ですか?」

『そうなるね。だが悲しむ事はない。君はその若く美しい姿のまま私の中で永遠に生き続けるのだから。それに誰よりも魔法界の事を思う君の事だ。魔法界のために、そして人のためにとあらば造作もないだろう?』


魔法界のためとはいえ、世界樹のなんとも身勝手な言い分にもオーターは泣き叫ぶ事もせずただ静かに世界樹を見つめていた。

そしてオーターは、暫く考えてからコクリと頷いた。


「分かりました。魔法界のために、この身を貴方様に捧げます。」

『そうか!君ならばそう言ってくれると思っていたよ。』


承諾したオーターに世界樹が嬉しそうな声を出した。


『そうと決まればまずは・・・君のその不必要な布や履き物を全て取り払ってしまおうか。』

「⁉︎」


世界樹がそう言葉にした瞬間、ビュオッと風が吹きオーターは思わず目を閉じた。

風がやんだあとオーターがゆっくりと目を開けると、オーターは何も身につけていない生まれたままの姿になっていた。


「なっ。」

『さぁ、一つになるための儀式を始めよう。』


オーターが驚きの声を上げている間に世界樹の中間辺りにピイッと亀裂が入り、クパッと開いた裂け目から無数の濡れた触手が伸びてきて、あっという間にオーターの身体に絡みつき身体中をまさぐり始めた。


「んんっ!」


身体中をニュルニュルと這いまわりながらまさぐる触手に媚薬のような効果があるのか、オーターは快感を得ていた。

上半身をまさぐる触手がツンと反応しているピンク色の胸の突起をピンッと弾き、下半身の秘所の部分を触手がクチュクチュと音を立てながら弄る。

その触手の動きにオーターの秘所がだんだんと愛液によって濡れ出す。


「う、ん・・・あ、あん。」

『美しい。』


触手の愛撫を受け、オーターが艶のある甘い声を上げながら快楽に濡れていく姿に世界樹が呟いた。

するとしばらくの間上半身を弄っていた触手がニュルルルとオーターの両腕に巻き付き、両腕を左右に肩の高さまで上げさせた。

そして下半身を弄っていた触手が同様にニュルルルと両足に巻き付き、オーターを持ち上げる。

宙に浮いた状態のオーターの身体がそのまま世界樹の下へと運ばれていく。

世界樹の前まで来ると、ピタッと触手の動きが止まり、 そしてオーターの両足に巻き付いている触手がおもむろにオーターの足を左右にパカッと割開かせた。


「ぁ。」


必然的に世界樹に向かって愛液でぐっしょり濡れた秘所を晒す事になりオーターの口から力無い声が漏れた。


すると、


ズルルルル。


「⁉︎」


世界樹の裂け目の奥から・・・一本の赤黒い触手が姿を現したのだった。





全ては世界のために

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