Br「nakamuッッ……!!」
柵を掴み手を伸ばしたけどnakamuの手は掴めなかった
Kr「お前ッッ…!!」
悪元「あはははは!!wwwあいつ本当に飛び降りた馬鹿野郎だな!w」
Sm「お前何笑ってんだよ…!」
あちこちで聴こえる怒る声、泣く声、喚く声
僕はその声が耳に届いていながらも無視をし彼の名前を呼んだ
Br「nakamuッ……nakamuッッ……!!」
大好きな彼が目の前で居なくなり、僕はさっき彼がたっていた所へ向かった
彼がいない世界なんて生きる価値がひとつもない
僕もついていく
nakamuの元へ。
僕には彼しかいないから
Kn「ブルークッッ?!」
びっくりするきんときの声すらも無視をして柵を越える
Br「nakamuッッ…………いや、水希…。」
僕は大粒涙を流した
溢れる涙を拭き取ってさっき彼が笑っていたようににっこり笑って言った
Br「今いくからね…。」
両手で掴んでいた柵から手を離し盛大なジャンプをして地面に向かった
僕はさ、引っ越す前の町で毎日お祈りしたんだよ
“nakamuが幸せになれますように”
“nakamuと幸せになれますように”
って。
でも神様は叶えてくれなかった
結局神様なんてこの世に存在してくれなかった
存在しても意地悪な神様だ
僕はこんなことはのぞんでなかった
nakamuが自ら居なくなるなんて望んでなかった
僕は地面につくと冷たくなった彼の手をぎゅっと握った
冷たくなった彼の手を恋人繋ぎをして。
ごめんね。今更恋人繋ぎなんてして
ごめんね。お嫁に連れて行ってあげれなくて
ごめんね、辛い思いばっかりさせて
生まれ変わったらまた君に会いに行くから
君を世界中から見つけ出すから
次こそ君に辛い思いなんてさせずに幸せな家庭を築くから
だから、また君を貰いに行くね
大好き、nakamu
大好きだよnakamu
愛してる。nakamu
誰よりも愛してるよnakamu。
甘いものを頬張る君も
ニコッと笑ってピースする君も
すやすやと気持ちよさそうに寝る君も
全部、全部
大好きだったよ
どこの誰よりもずっと
ずーっと
愛してる
生まれ変わったら君に会いに行く
必ず君に会うから
君をひとりにしたのは僕のせいだから
責任をもって来世の君も必ず愛すよ
僕は十分君から幸せを貰ったから次は僕が幸せを分けるから
だから待ってて
そう小さく呟いた
僕は後悔と約束を胸に抱きそっと目を閉じ 涙を零した
𝑒𝑛𝑑
コメント
8件
来世で幸せになってくれ!!! その時は6人が笑い合って 過ぎてせてるように!! (来世気になってる人)
んあ゛ぁぁぁあッ!辛い…でもこういうの好き…() 本当に泣けてきちゃう🥲 今回も最高でしたぁ…👏😭😭