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コメント
1件
うわ、これは痺れる展開でしたね…!「命を削って使う能力」が定番の弱点設定なのに、ここで「寿命ないからデメリット無し」と突き返すのが痛快でした。でも「死なない」だけでなく「痛みに慣れた」という台詞が、主人公の壮絶な過去を感じさせてグッときます。レヴィが「イカれてる」と震えるのも納得の、理屈で崩せない化け物感がかっこよかったです。このバトル、どう決着するのか続きが気になります!
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
10,730
#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
117
第二部 新世界編
第六話「弱点」
封印の森跡地。
古流斬は静かに立っていた。
辺りには誰もいない。
「……。」
刀を肩へ担ぐ。
「さぁ。」
「出てこい。」
その瞬間。
空間が歪み、一人の男が姿を現す。
四天王第二位――
レヴィ。
レヴィは苦笑した。
「本当に。」
「バケモンだね。」
古流斬は笑う。
「褒め言葉として受け取っとく。」
レヴィは古流斬の腕から流れる血を見る。
「その力。」
「命を削って使ってるんだろ?」
古流斬はあっさり頷く。
「正解。」
レヴィは笑う。
「なら。」
「長期戦になれば君の負けだ。」
古流斬は首を横に振る。
「残念。」
「僕に寿命ない。」
レヴィの笑みが止まる。
「……何?」
古流斬は淡々と話す。
「生憎。」
「一回死んでるから。」
「老化しない。」
「寿命で死ぬこともない。」
レヴィは目を見開く。
「そんな……。」
古流斬は続ける。
「身体は悲鳴をあげる。」
「筋肉も壊れる。」
「骨も軋む。」
「痛みもある。」
「でも。」
「死なない。」
「だから。」
「実質デメリットはない。」
レヴィは思わず後ずさる。
「そんなの……。」
「バケモンだ。」
古流斬は笑う。
「よく言われる。」
レヴィは信じられない表情で叫ぶ。
「普通は!」
「その痛みに耐えられない!」
「能力を使うたびに身体が壊れるんだぞ!」
古流斬は静かに答える。
「慣れた。」
「痛みなんて。」
「もう何年も付き合ってる。」
「だから。」
「気にならない。」
レヴィは震えながら古流斬を見る。
(イカれてる……。)
(身体が壊れることを。)
(デメリット無しと言い切るのか。)
古流斬は刀を構えた。
「話は終わりか?」
「なら。」
「始めよう。」
雷が古流斬を包む。
レヴィは剣を握り直した。
「……やっぱり。」
「君は。」
「新世界でも一番危険な男だ。」
古流斬は笑みを浮かべ、一歩踏み出す。
「知ってる。」
次の瞬間。
雷鳴と共に、二人の激突が始まった。
⸻
第六話 完