ごめんなさい赤さんDom黒さんSubの赤黒でお願いします 😭😭
「…だからな?お前のことを思って言ってんねん。」
「…うるさい、うるさいうるさい!!さっきから『お前のことを思って』って、毒親??」
「俺まろの元から産まれてきた覚えないし、てか俺の行動ぐらい俺の自由だろ。まろに決められる筋合いないから。」
バタン!!と強く閉められる扉。
先程まで騒がしかった部屋も気づけばシーンと静まり返っている。
…嗚呼、またやってしまった。
俺達はよく喧嘩をしてしまうことがある。
これは性格の問題上の話であって第二の性は関係ない。
…と言ったら嘘になるけどな。世界に第二の性というものが出来たときにはもう俺達は交際していた。
いれいすも活動をしていた。…そんな中ウイルスが世間を騒がせ、全人類を感染させ第二の性が誕生したこの世の中。
そして俺達が検査した時に出た結果、ないこは最初は泣いて相談してきてたっけなぁ。
「Subになっちゃった…、どうしよう…!」なんて泣いて抱きついてきていたのも覚えている。
俺がDomだよって主張してやると少しだけ表情を和らげてまたギャンギャン泣いたのも覚えている。
「…ごめんなさい…っ、」
俺は静まり返った部屋の中でただそう謝ることしか出来なかった。
「………さむ…っ、」
真冬の中薄着で家を飛び出してきたんだったらそりゃあそうなるわな。当然の報いか…。
にしてもあんな盛大に喧嘩をしたのは久しぶり。
まろが元々俺のことが大好きで心配性な性格なのも知っていた。だからこんな風に束縛を受けるようなことなんて第二の性が誕生する前からいくつかあった。
…でも結局は俺がSubにならなければこんな風に彼の心配性を悪化させることはなかったはず。
俺だって多少の束縛には耐えられたさ、だって俺も束縛してたし。
だけど活動に影響が出るような約束事も最近は増えている
「知らないDomが居るところで飲みに行くときは俺に教えろ。」なんてこの前は言われたっけ。
「…どーしよ、りうら家…行ってもいいかな。」
そうポケットに入ったスマホを取り出し、「家行っていい?」なんて送るとすぐに既読がついてこの前販売したもふめいとのぴよまるスタンプの「◯」ってやつが送られてくる。
それを見たらスマホの充電がなくならないようにと、無駄に返信せずりうらの家に向かう。
りうらの家に着いたらすぐに上げてくれた。
何回か来たことのあるリビングがやけに安心して、ほっとする。
「ないくんがうちに来るの珍しいじゃん。」
「ごめんね、急に」
「んーん、大歓迎だよ。コーヒー飲む?」
「ありがと…」
そう言っていつものソファーに寄り掛かると普段泣かないはずなのに涙が1滴頬を辿るのがわかる。
コーヒーを淹れ終わったりうらがその様子に気がついてくれて急いで駆け寄ってくれる。
「おぉ…喧嘩した?」
Yes。でも声なんて出せなかったから首を縦に振る。
「そっかそっか、まろと…だよね。 だからうち来たのね。」
そうだよ、ごめんね。
また首を縦に振るとりうらは俺の頭に手を差し出してくれてそっと撫でてくれる。
…だめ、だめだよ。りうらには大切なSubが居るんだから。
「ないくんは今回の喧嘩でまろのこと嫌いになった?」
違う、そうじゃない。俺はまろのこと好きだけど怒らせてしまったから嫌われてしまったに違いない。
この質問には首を横にふるふると降ると「ふふ」と包み込む優しさを持ち合わせている笑顔を見せてくる。
「そっか、ないくんが居たいだけここに居ていいけど帰りたくなったらすぐ帰ってちょうだい。」
「りうらだって一応Domだから……まろに殺されちゃう、笑」
そう笑ってみせたりうらはまた俺の頭を撫でるとすぐに机の方へと足を伸ばし言葉を続ける。
「さっ!コーヒー冷めちゃうし早く飲も〜!」
「この前ないくんが好きそうなチョコみっけたからそれも一緒似たーべよっ!」
ほんと、どこまでこいつは大人っぽい最年少なんだ…、笑
そんな最年少に慰められてる俺が少しだけ恥ずかしい…。
なんて考えながら明日仲直りしようと心の中で誓って、机の方へと足を運んだ。
続く…
コメント
4件
( ゚∀゚):∵グハッ!!学校から帰ってきたら神作がッッ…喧嘩してても尊いとは…🙄🐤ちゃん状況理解早くて羨ましい🥺赤黒も気になるけど早く仲直りしてくれぇっ…続き待ってます!
喧嘩して仲直りするやつなんかめっちゃ好きなんです!!!!! 仲直りするとはまだわかりませんが!!!{{{{{ りうちゃん状況理解するのかっけえ、、っ😭 赤黒って最初書いてるから次は黒さん出るかな、、? 楽しみにしてます{{