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「あ、セラフく、ん」
「あ、こんにちわ。甲斐田さん」
説明しよう!!
甲斐田と背二月はうは偶然本社で出会い、服についての話で盛り上がっていた。そこで、
「俺服買いたいんですけどどうしてもワンパターンになっちゃってて困ってるんですよね」
という一声から一緒に服を買いに行こう。と言う話になったのだ!!
で、僕は5分前に行こうとしたらもうすでにセラフくんがいて。
「甲斐田さんの服おしゃれですね」
いやいや!!!セラフくんの方がおしゃれでしょうが!?
「え、いやいや、セラフくんの方が、おしゃれだよ、、?」
「ふふ、お世辞でも嬉しいです」
いいえ、全くお世辞じゃないです。本当に本当におしゃれです。
そういえば、and STとヴォルタクションコラボしてたな。その時の服か、これ。
にしても似合いすぎだろ。
「じゃいきましょうか」
「う、うん。そうだね」
背後から聞こえる『イケメン』だとかの声がもう痛いよ。セラフくんって確か20でしょ?こっち30なんだけどぉ。
「これめっちゃいいですね。普段着ないタイプの服だけどすごい気に入りました!」
「そう?気に入ってくれて嬉しいな」
ヤベェ、この子イケメンだし、スタイルいいから基本なんでも似合う。どうしよ。なんでも着せたい。
「甲斐田さんこの服とか似合いそうです」
(服の種類とかはご想像にお任せします!!!!)
「これ?あんまし着ないタイプだけど着てみようかな」
そうして試着してみる。
「!!!!!めっちゃ似合ってますよ!!」
この子素直だからなぁ、目がめっちゃキラキラしてるから、嘘は言ってなさそうだし。何よりこんなによろこんでもらったら買いたくなっちゃうじゃん!!!
「そ、そう?///」
あー、もう恥ずかしい!!
「これ買ってきてもいいですか?」
「あ、僕も買ってこよっかな」
お互いお薦めした服を買いに行く。
あー、セラフくんかわいい。
付き合いてぇ。
「てか照れてた甲斐田さん可愛かったですよ」
少ししゃがんでそういうセラフくん。かわいい。かわいい。
そのあとはカフェに行ったりデパートを回ったり、いろんなところを回った。
「楽しかったね」
「はい!!」
犬みたいに尻尾が見えるのは気のせいか。
あまりにも可愛すぎてつい言葉が滑ってしまった。
「セラフ、付き合おう」
と!!!!!
もういやだぁぁ!!!!男同士だから!絶対振られるぅ。うぅ。
「はぃ」
いつの間にか真っ赤になっていたセラフ。僕にしか聞こえないような小さな声で肯定の声が聞こえた気がする。
「本当?」
こくっ、と頷くセラフくん。
「ん〜、かわいい。ホテル行っていい?」
「え//////」
うぶか。かわいすぎ。
半ば強引に連れて行ってしまったことはいまでも反省してます。
だ、大丈夫だよ?初めてらしいから、優しくはした、つもり。
『おい!甲斐田ぁ!!後輩を何、気絶させてるんだよぉ!!!!』
電話越しに聞こえる長尾の怒鳴り声。
セラフぅ。ごめんよぉ。でも、煽ったのも悪い、よね?
『でもさぁ、煽ってきたセラフも悪いと思わない?』
『いーや、完璧にお前が悪いね。理性保てよ!!』
『えぇ〜〜』
『今日はセラフもいるんだろ?セラフの介護をしっかりとしてこい!今日の会議はなんとかしてやるから』
『助かるぅ』
と言って電話を切る。
すやすやと眠るセラフにまた興奮しそうになる。でも流石にこれ以上の無理はさせられない。
「かわいいなぁ」
ずっと片思いしていた彼と結ばれてすごく僕は幸せだ。