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「ないこ、今日誰と帰るの」
「クラスの人」
それだけ。
心の奥がざら、ってする。
「依存とか重いの、嫌いなんだよね」
笑ってる。
でもそれが刺さる。
「ないこいないと無理」
言うつもりなかった。
「大げさ」
でも手、絡めてくる。
「俺、薬じゃないよ」
「薬」
即答
一瞬、ないこ黙る。
「……治らないよ?」
「いい」
「俺さ、依存してる」
「知ってる」
「治した方が」
空気、落ちる。
「治す?」
近い。
「俺のこと、いらなくなるってこと?」
「違」
「じゃあ何」
逃げれない。
指、胸に。
とん。
「まろだけだと思ってた?」
目、逸らせない。
「俺もだよ」
小さい。
重い。
「無理」
「離れたら?」
「壊す」
間。
「……嘘だけど」
嘘。
額、くっつく。
「俺たち薬じゃない」
「毒」
静か。
「ずっと俺だけ飲んでて」
息、近い。
逃げない。
逃げれない。