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サブ垢初めての投稿です‼️
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それでは
どうぞ!!
Momoka side
あ“~、…みんなうざい。×ねばいいのに。
芸術的才能や理解もないのに、ただただうちの作品を褒めちぎる。
でも有名な芸術家になるにはたくさんの人からの好評を得ないといけない。
たくさんの無名の芸術家よりも有名な一握りの中に入れているから仕方がない、…
そう思いつつも筆を走らせる。
あと何作品描けばええんやっけ。?もう忘れてしもうた、笑
ブー、ブー、ブー、
アトリエの中に一つのバイブ音が響く
💙「何なん…、ほんまに。」
💙「自分のやりたいようにできへん。ほんま…」
💙「イラつくなあ、…」
このイラつきをどこにぶつけていいのかわからず、
💙「も“う!!!」
筆を投げてしまった。
そうして私は自分のお気に入りセットを持ち逃げるようにして
アトリエから去っていった。
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新しく買ったヘッドホンをつけて自分好みに合わせた曲を聴きながら
向かった先は山。
山といってもガチのではなく小高い山。
昔から隅谷家が持っていた土地なんだそう。
でもうちには関係ない。
自分のやりたい事があったために家から出ていったんだから。
確かこの土地は隣の小川さん家のものなんだっけ?
ようやくついた場所には小川が流れていて四季おりの花が咲く。
この場所は昔からのお気に入りスポット。
自分の求めていた芸術がここにあるようで
うちにとっては好ましい場所
💙「丁寧にしとるんやな~、。」
持ってきた画材を広げ描こうとしたら
どうやら先客がいたようだ。
💙「あれだ。あれこそが…、うちが追い求めていたやつなんや。」
目線の先には170以上ありそうなすらっとした細身の女性。
多分うちと同い年か年下か。
💙「にしても歌うますぎひん?」
聞いたことがない歌やったけど聴き入ってしまう。
考えてる暇もなくうちは歩みを進めていった。
触れたい。話してみたい。私の芸術に。
💜「あ、あの…、?」
💙「いい歌やったで、うちはここで絵描きたいんや。」
💙「歌っとてええよ。続けてな。笑」
それにしても最初の会話あれでよかったんやろか、笑
怖がらせすぎた、?笑
いつぶりやろうか…今日はいつにも増して集中できた。
すると向こうからやってきた。
💜「絵、お上手ですね。、」
💙「ほんま?ありがとうございます笑、」
うちの芸術を認めてくれたような気がした。
神様はうちの味方でいてくれるみたい。
💙「そーいや、聞いとらんやったね。名前。」
💜「あ、え~…っと。小川桜花です。貴女は?」
社交辞令でも桜花ちゃんから聞いてくるのは嬉しかった。
💙「隅谷百花。桜花ってええ名前やな、」
💜「隅谷、…百花、百花…Momoka、ってえ?!?!」
うちの名前を何回か繰り返した後大声を出した。
💜「百花ってあの‘Momoka‘さんですか、…!?あ、あの私‘Momoka‘さんがデビューしてからずっと見ていて、、い、家にも
複製なんですが…絵を飾ってあるくらい好きで、」
ああ、神様うちのこと愛してくれてるんですね。
ようやくだ。私の芸術を心の底から観てくれて愛してくれた人に出会ったのは。
💙「これあげるよ。、お近付きの印に。」
💜「え、えあ。いいんですか!?」
💙「いいの。うちがやりたくてやってることやし。」
💜「ありがとうございます!!」
裏に日付と私のサイン。
そしてこっそり魔が刺したのか連絡先も書いて。
💙「じゃ、うちはそれで。また会えたらええな。」
正直いって少し疑った。桜花ちゃんは‘Momoka‘として見てるんじゃないかって
でもそんな疑いはすぐに晴れた。
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アトリエに戻り荒らしたままのを片付けていると
ブー、ブー、ブー、
まただ。こんな日に限って。
💙「仕方ない。出るか」
知らない番号からLINEが追加されてた。
💜📱「私、小川桜花です。」
💜📱「今日は本当にありがとうございました。」
神様、いつまで経っても味方でいてくださいね。
芸術家はちょっぴり厨二病が入ったお仕事である。
end…