俺、さぁーもんは部活が終わって家に帰るところだった。
「結構遅くなっちゃったな…」
角を曲がろうとすると、突然後ろから何者かに殴られた。
「うぁ…」
意識が朦朧とする。
なんとか意識を失わないようにしていると、殴ってきた男がバールのようなものを振り上げていた。
(俺、死んじゃうのかな…)
(やだよ、だってべるさんに想いを伝えられてないのに…)
ぎゅっと目を瞑ると、俺は自分が殴られる音ではなく、男が殴られる音と男の「うがっ!?」という声を聞いていた。
(え…?)
俺は目を開ける。けれどさっき男に殴られた痛みで意識を失ってしまった。
意識を失う前俺が見たのは、
…白髪の長い髪をした少女だった。
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