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その日は朝から大忙しだった。
「サニーちゃん、そっちはきのこ弁当ですよ!
あ、バニラちゃん、ミニトマト洗ってくれる?」
弁当を仕切るミアの声が響き渡る。
サニーとバニラはミアに言われるままに、あっちに行ったりこっちに来たり、慌ただしく動いている。
そう、今日は紅葉狩りに行くのだ。
秋といえば、紅葉!
という訳で、紅葉狩りだ。
俺も俺で忙しい。
「みんな、モバイルバッテリー持ったかー?
紅葉を撮るとさ、すぐバッテリー切れになるからな!
モバイルバッテリーは必須だぞ!」
そう声をかけながら、リュックに必要なものを詰める。
えーと、ティッシュにハンカチ…
「衛輔さん、ゾードさん、ジョーカーさん、はい、おやつですよ。
リュックに入れといてくださいね。」
ミアがビニール袋に入ったおやつを持ってくる。
ポテチやじゃがりこ、チョコレートなど、色々なお菓子が入っている。
「さぁ、出発しますよ!」
ゾードが言って、俺たちは出発した。
今日はジョーカーが運転する。
ジョーカーは最近教習所に通って運転免許をゲットしたのだ。
そろそろ、この車も手狭だな。
もう一台買わないと。
山野とバニラを乗せて、俺はそんな事を思った。
♦︎♦︎♦︎
そして、紅葉狩りの公園に着いた。
近くに山がある公園で、紅葉が非常に美しい。
「おっしゃ、写真撮るぜ!」
俺たちはおもむくままに写真を撮っていく。
バニラはどんぐりや松ぼっくりを集めるのにハマってるみたいだ。
「バニラちゃん、こっちにもどんぐりあるわよー。」
「美味しそうな匂いがするにゃ!」
サニーが鼻をひくつかせる。
「あ、松茸のバター焼きだってさ。
一つ2000円かぁ。
高いなぁ。」
「お金なら腐るほどあるんですから、ケチケチしないでくださいよ。」
ゾード。
「あのな、お金があるからって…」
みんなは、俺の言葉を無視して松茸のバター焼きを買っている。
「美味しいよー!」
バニラが言って頬張る。
まぁ、バニラの笑顔が見れたし、いっか。
親バカな俺である。
少し風が吹いて、紅葉が風に舞った。
「綺麗★」
「綺麗だにゃ。」
「綺麗ですね。」
ジョーカー、サニー、山野がいう。
その瞬間は、みんな写真を撮るのを忘れてしばし風に舞う紅葉に見入っていた。
「さぁ、みんな、お弁当食べましょう。
きのこ弁当、鮭いくら弁当、栗ご飯、おかずも色々ありますよ!」
ミアがビニールシートを広げてお弁当の準備をする。
みんな、おしぼりで手を綺麗に拭いて食べる。
「シャケいくら、マジ旨いって!」
「栗ご飯最高だにゃー!」