テラーノベル
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期末テストが終わった日の夜。
🧡は、🖤の部屋にいた。
「ほんとに泊まるんだよね…?」
ソファに座りながら、そわそわと落ち着かない様子。
「俺が誘ったんだろ」
🖤は静かにお茶を差し出す。
🧡はごくりと飲み込む。
「だってさ……初めてだし」
「俺もだ」
さらっと言われて、🧡の心臓が跳ねる。
部屋は静かで、時計の音がやけに響く。
αとΩ。
番ではないけれど、恋人同士。
信頼している。
それでも、“お泊まり”というだけで空気は甘く変わる。
お風呂のあと。
🧡は少し大きめのTシャツを借りて出てきた。
「……どう?」
「可愛い」
即答。
🧡は真っ赤になる。
「ちょっとは考えてから言ってよ!」
「事実だから」
🖤はタオルで髪を拭きながら、じっと🧡を見る。
その視線が、いつもより少しだけ熱い。
🧡はごまかすようにベッドに座る。
「……緊張、してる?」
「してる」
「え」
「お前が無防備すぎる」
🖤はゆっくり近づいて、🧡の前に立つ。
距離が、近い。
🧡の鼓動が速くなる。
「や、やっぱ今日やめる?」
「帰す気ない」
低い声。
でも、怖くない。
🖤はそっと🧡の頬に触れる。
「嫌なら止める」
「……止めない」
小さな声。
🖤の指が、🧡の顎を持ち上げる。
ゆっくり、キス。
優しくて、長い。
唇が離れても、額が触れたまま。
「……甘い匂い」
🖤が呟く。
「🖤のせいだよ」
🧡が笑う。
もう一度、キス。
今度は少し深く。
🧡の指が、🖤の服をぎゅっと掴む。
「怖くない?」
「……ちょっとだけ」
「でも、🖤だから平気」
その言葉に、🖤の理性が揺れる。
でも壊さない。
急がない。
大切にする。
🖤は🧡をベッドにゆっくり押し倒す。
見下ろす視線は真剣で、優しい。
「ほんとにいいんだな」
「うん」
🧡は両腕を伸ばして、🖤の首に回す。
「俺、🖤のこと好き」
「知ってる」
「言いたいの」
その笑顔に、🖤はもう一度キスを落とす。
今度は首筋へ。
🧡の息が少し乱れる。
でも怖さはなくて、
ただ甘く溶けるような空気。
灯りを落とすと、部屋は静かな影に包まれる。
シーツが小さく揺れて、
🧡の声が、かすかに名前を呼ぶ。
「🖤……」
「ここにいる」
低い声が、すぐそばで返る。
その夜、二人はちゃんと確かめ合った。
急がず、傷つけず、
何度も名前を呼びながら。
朝。
🧡は🖤の腕の中で目を覚ます。
「……ほんとに泊まったんだ」
「帰す気ないって言った」
「ずる」
でも嬉しそうに笑う。
🖤は🧡の額に軽くキスをする。
「おはよう」
「おはよ」
まだ少し照れくさいけど、
昨日より近い距離。
αとΩじゃなくて。
恋人としての、はじめての夜。
その先は、二人だけの秘密。
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