💙side
💛よし、今日はこれくらいでおしまい。各自、家で復習してきて
💙(in💚)しんどい……
💚(in💙)いや、きついな…
初めて踊る楽曲じゃないだけマシだけど、ところどころ不安要素がある。
予定曲が少なくて本当に助かった。
しかし、めめがとんでもないことを言い出した。
🖤でもライブまでに戻らなかったら、膨大な覚え直しが必要だよね
ライブはもうそこまで迫っている。
俺は本気で気が遠くなりそうだった。
照が言った。
💛まあ、ひとつずつやるしかないよな。とにかく今日はみんな疲れてるから、帰ろう
俺とめめは頷いた。
🖤阿部ちゃん?
ふと、めめが、声を上げた。
何事かと思って阿部ちゃんを見たら、頭を抑えて痛みを堪えている。
💙(in💚)あちゃー。あんまり寝てないから痛くなっちゃったか…
🖤どういうこと?
💙(in💚)俺疲れてると出るのよ、偏頭痛
照は慣れたもので、アイスノンを持って来た。
💛阿部、おでこにあててろ。熱も出るかも
💚(in💙)ありがとう…痛ったい…
🖤しょっぴーは?
💙(in💚)俺は全然平気!阿部ちゃんの身体が丈夫で良かった!
阿部ちゃんが恨めしそうに俺を見るが、そんな顔されても仕方ない。
…でもラッキー。
頭痛、きついもん。
🖤で、帰るってどっちの家に誰が帰る?
💙(in💚)それがあったか
💛そうだな
💚(in💙)着替えもないし、翔太の家に行ってよければ翔太の家に帰ろうかな…
阿部ちゃんは頭が相当痛むらしく、顔をしかめている。
ごめん、さっきは喜んで悪かった。
めめが気を利かせて言った。
🖤着替えくらい俺が取りに行ってもいいよ?
💛俺も
💚(in💙)でも、行き来も大変だし、いつ戻れるのかもわからないから、それぞれの家に帰ったほうがいいと思う
阿部ちゃんの冷静な判断で、俺たちはお互いのパートナーとそれぞれの家に行くことになった。
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